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実家のお雑煮が一番美味しい

お雑煮と言うのは地域によって違うらしい。

自分の実家は大阪なので、関東でよく見かけるすまし汁風のお雑煮ではなく、白味噌風味のまろやかなお雑煮が主流だ。

具材は金時にんじんと大根を丸型に切り、里芋と一緒に煮込んで白味噌を溶かし、丸い餅を投入した後、最後に鰹節を振りかければ完成する。

言うに及ばず、実家のお雑煮が日本で一番美味しいと自負しているので、このお雑煮を関東に密輸入すれば巨万の富を築けるのではないかと密かに思っている。

まぁ実家のお雑煮が日本で一番美味しいと思っている人はこの世にごまんといるだろうし、他の地域のお雑煮を食べたことないので比べることなどできないのだけど。

ちなみに、自分の家ではお正月のお雑煮は男衆が作ることになっている。

そんな訳で、物心ついた頃から父親がお雑煮を作ってくれていたのだけど、自分は朝、何度も叩き起こされては二度寝をかましていたので、今の今まで父親の作っている姿をその目で見ることはできていない。

残念なことに、今年も元旦は朝から爆睡していたので、すでに完成済みのお雑煮を綺麗に平らげることしか自分にはできなかった。

ただ、いつかは父親からお雑煮の作り方をちゃんと受け継ぎたいと思っている。あの味を忘れないでいたいから。

そのためには、まず、元日の朝6時半に起床しなければ話にならないな。今年の抱負。


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