童貞スペシャルウィーク後記
先日、吉田光希さんより
「童貞について語りませんか」という
すごい企画をご提示いただき、
連日童貞の記事をお送りする
「童貞スペシャルウィーク」を
コラボ開催していましたが、
ついに最終回を迎えてしまいました。
楽しい時間は早く過ぎるものです。悲C。
しかし昨日、吉田光希さんが
スペシャルウィークの総括記事を
作成してくださいました。
超嬉しかったので、
私も吉田さんの記事の内容に沿いつつ、
振り返りをしてみようと思います。
コラボしてくださった
吉田光希さんのページはこちら。
童貞に優しい記事が盛りだくさんです。
しかも広告無し、タダで見れる。すごすぎ。
■童貞の心を自覚する難しさ
この社会で生きていると、
自身の中にある「童貞の心」を
自覚するということがなかなかできません。
なぜなら、童貞は男として一人前ではないという
扱いを受けてしまいがちであるから、
童貞の心を認めてしまうと、自身が
未熟であるかのように思ってしまうのです。
童貞を捨てることで、
童貞の心をも捨て去ろうとするのですね。
しかしながら、
子供の頃の癖が大人になっても抜けないように、
童貞であったときの思考の癖は
いつまでも残り続けるものです。
そんなものはまったくないように思えても、
実際は目を逸らし、見ないようにしているだけ。
素直さや、自分を許す気持ちがなければ、
なかなかできるものではありません。
そして、この童貞の心が大事だ!と
理解できている人も、そうそういない。
童貞力=女性への探究心があればこそ、
相手を知ろうとする意欲が沸いてくるのです。
「自分は童貞の味方だ」って言う男性って、
大概内心では哀れんでたり、
見下してたりするもんなんですが、
吉田光希さんは、しっかりと
童貞の価値を認めておられる。
そういう男性がいることに正直驚きました。
世の中捨てたもんじゃあないなと。
そんな方が、私の「童貞厨」という肩書きを
面白がってくださり、
企画書まで書いていただいて・・・
本当に奇跡ですよね。
■記事を振り返る
まず、吉田光希さんのインタビューの進め方が
とても上手で、印象的でした。
ご職業が記者なのかしら。
記事の作成に関しても、
とても丁寧に編集していただいて、
自分の話したことなのに、楽しいのなんの。
こういう切り口で展開すれば、こんな風に
面白くなるのか!と、文章を書く上でも
非常に参考になりました。
【vol.1 いい童貞、悪い童貞】
イマジネーションの大切さを強く感じた回です。
いい童貞が作り出すのは、
その人だけの、理想の女性像。
ネットの海にある情報を拾っているだけでは、
形成されないもの。
女性への敵対心が少ない人には、
ある種の女性に対する期待・憧れがあります。
しかし、生きていく中で少なからず、
その期待が砕かれるシーンはあると思います。
それでも、軌道修正しながらでも、
まだ理想を追い求めて欲しい。
女性に失望せず、懲りずに期待していて欲しい。
現実的な思考はもちろん大事で、
シビアに考えることも、時に重要です。
が、自分の中にまだ期待があるのなら、
その声に耳を傾けるべきです。
いいところで妥協するのが大人だ、と言う人も
いるかもしれないけれど、
果たして、妥協しろと言った人は、
パートナーを心底愛せているのでしょうか。
形だけの交際・結婚に満足できますか?
相手の外だけをみて、
「スペック的には釣り合ってるか」とかって
付き合う恋愛が面白いとは思えません。
言葉にしなくても、妥協は相手に伝わります。
また、妥協とは、
自分に嘘をつくことでもあります。
童貞には、独自の美学を貫いて欲しい。
それが難しくても。
【Vol.2 童貞のここを好きになるべし】
私と吉田さんには、
「童貞の魅力を伝えたい」という思いがあって、
そのお陰で企画が実現しました。
「童貞のここを好きになるべし」とはあるけど、
別にまあ、童貞を好きになることは
義務ではないし、私的には独占したいし・・・
でも、童貞だからと言って、その人自身の価値を
全否定するような人はいなくなって欲しいから、
童貞のネガティブイメージを払拭することは
とても大事なことだと思います。
純粋にもったいないもんね。
だから、「好きになるべし」は
むしろ童貞に宛てた言葉かも。
たとえどんなに素敵な人でも、
自分が無価値だと思い込んでいたら、
魅力が底に埋もれていっちゃうから。
童貞である自分を許せない人がいるのなら、
どうか許してあげて。
童貞のよさを長々と語り合っている二人が
ここにいることを、思い出してやってください。
自分は悪い童貞だった・・・と落ち込む必要も
まったくないですよ。
直したいなら直してもいいけど、
悪い童貞もかわいいんですから。
産んだわが子なら、どんな悪ガキでも
かわいく思えるでしょう?
私の童貞に対する気持ちって、そんな感じです。
いつも生きていてくれてありがとうって感じ。
産んでないのにな。
【vol.3 童貞に聞いてみたいこと】
童貞とどんな会話をしたいか。
どんなことでも知りたいから、
もちろんたくさんの質問もするけど、
友達感覚でとにかくたくさんお話しして、
理解し合いたいって気持ちがあります。
童貞厨がこんなこと言うのもあれですが、
最初は「童貞だから」で接点を持ったとしても、
もっと話して「童貞」以外の魅力を知りたい。
言うたら童貞はどこにでもいますからね。
日本の若者の四分の一が童貞でしたっけ。
その人だけの魅力を知って、
彼と私でなければ作れない関係性を築きたい。
童貞の思考回路ってかわいいんですよね。
好きな芸能人云々も、色んな気持ちが混ざって、
色々考えて言ってたりする。
安易に推してないから、その熱もすごい。
好きに全力な童貞かわいいなあ。
今ちょっと思ったのが、童貞って、
考える童貞と考えない童貞がいません?
余計なことにまで思考が及んじゃって、
身動きのとれない童貞。
熱意があり余って、
それ以外考えられずに突っ走る童貞。
趣味には全力疾走、といったハイブリッド型も
あるかもしれません。
尖ってるから、極端なんですよね。
そういうとこ好き。
【Vol.4 童貞とどんなデートがしたい?】
色んな所に行ってみたい。
したことのない経験がしたい。
それは、財力によってできるような
貴重さじゃなくて、
その人と私だけの、オリジナリティによるもの。
デートの場所についてあーだこーだ言ったけど、
結局、お店で食事だけするような、
冒険のないデートコースでも、
二人で行ったこと自体が、二人の時間が、
大事件で、特別な時間なんだよね。
場所だけじゃなくて、
会話で冒険もできるってこと。
当たり障りのない、自分を隠した会話より、
二人にしかできない話をしたい。
そういう意味で、お酒っていいよねぇ。
飲みュニケーションってやつですか。
私、あと半年とちょっと位で
お酒が飲めるようになるんです。
早く童貞と飲みたいなぁ。
カラオケも、その人だけの歌声があって、
その人が好きな歌を歌って、
そんなデートが楽しいんですよね。
相手のことがよく知れたな〜〜って
振り返れるような時間にしたい!
【Vol.5 番外編】
私が色々喋りすぎちゃって、吉田さんがわざわざ
別枠で内容をまとめてくださった訳ですが。
いや本当にありがたいですね。
「文字起こし」という仕事に囚われることなく、
読者が読みやすくなるよう工夫されている。
しかも社会人として働いて、お忙しい中でです。
こういう大人になりたい。
秋元先生の話は盛り上がりましたね。
吉田さんがお詳しいのもあって、
私も素敵な曲を知ることができましたし、
国民的アイドルたちがなぜこんなに人気なのか、
その秘訣、経営戦略に迫れたような気がします。
どう読み解いても歌詞が童貞なんですよね。
あれだけつらつら語ったデートコースですが、
コメントで、
「相手を落とす歌を歌うより、
一緒に歌うほうが効果があるのでは」という
ご意見をいただき、
確かに!?!と思いました。
二人の思い出に残るの、
どう考えてもそっちですもんね。
二人の共同作業だから。
自分から誘うのが苦手だから、
落とせる曲とか考えちゃうんだろうなあ・・・
頑張ろう。
童貞厨の意地、今見せるとき。
【Vol.6 理想の童貞卒業式】
【Vol.7 トラウマと性教育】
事前に、性的な話について、大丈夫ですかと
吉田さんに確認いただいていて、
大丈夫です!明るく楽しく性を語りましょう!
というスタンスで行ったのですが、
振り返ると超真面目なトーンで話してますね。
語れば語るほど、童貞を取り巻く環境の問題、
事態の深刻さが明るみに出てきてしまって、
ムムムとなってしまうんですよね。
吉田さんは、大人の男性としての意見というか、
自分や同級生では至れない考えを持たれている
という印象でした。
行為の経験者に「性は神聖なもの」という
価値観を受け入れてもらえたことが、
とても嬉しかったです。
性的な話題というのは「下」ネタというように、
品格の低い卑せんなもの、汚らわしいものとして
扱われがちです。
しかし、汚物が土を肥やし、
新たな生命を産み出すように、
セックスがなければ誰もが産まれてこなかった。
生命の誕生が神秘であるならば、
やはりそれは神秘の世界のものです。
そして人間の性行為とは、繁殖行為であると
ともに、相手との絆を深める儀式でもあります。
今の社会では、後者の意味合いが強く出すぎて
いて、何だかなと思ったりもしますが・・・
それも、多くの人が、セックスの持つ
パワーの強さに圧倒されているからでしょう。
あれは多分、人間が支配できるものじゃない。
でなきゃ依存症になったりしませんからね。
私が大事にしたいのは、セックスの前に
まず信頼関係を築くこと。
セックスを特別扱いすること。
童貞卒業はくれぐれも慎重にね。
そもそも子供を作る行為だということを
お忘れなきよう。
だから、そういうの急かしてくる人って、
デリカシーも責任感もまるでない。
内心で笑い飛ばしてやりましょう。
■おわりに
私個人の考えとして、童貞の、
というか人のかわいさって何かと言うと、
ちょっと欠けてる、足りないところがある、
ということだと思っています。
相手の背中の、
手の届かないところを掻いてあげる。
それによって、自分の存在価値みたいなものが
認められたような気持ちになれる。
反対に、自分に足りないところを相手に見つけて
もらったりして、自分についても再発見できる。
こういう関係が理想です。
逆に言えば、完璧な人ーーというのは
この世にいないので、正確には、うわべで完璧を
繕える人ですかねーーは、
自分が支えなくても生きていけると
思われちゃうんですよね。
実際はそんなことはなくて、
誰もが何かを渇望していて、
足りないものを埋めるように、
他人とくっついては別れていくのですけれど。
noteをやって気付かされたのは、
童貞という言葉の吸引力の強さです。
吉田さんのおっしゃるように、
童貞は人々を魅了するんです。
これだけパワーのある言葉だからこそ、
人が余計なアドバイスを言いたくなったり、
ネガティブなイメージが膨らみすぎちゃったり
してしまうんだろうなとも思いますけどね。
この言葉のおかげでさまざまな出会いがあって、
ありがたくも記事にご感想・ご意見を
いただいて、そして素敵な企画が実現して・・・
童貞について考えを深めていると、
恋とか愛とかの在り方にまで思考できたり、
自分の人生の指針を見出だせたり、
思わぬ副産物が芋づる式に出てきます。
そして、考えれば考えるほど童貞の底は知れず、
探せば探すほど魅力が出てきて、
あれだけnoteで童貞について記事を書いている
のに、飽きることなく、むしろますます童貞に
ハマってしまっている自分がいます。
もはや、童貞を抜きにして、私の人生は語れない
というところまで来ています。
しかしそれは私の誇りです。
今、童貞によって、私の人生は好転していると
確信をもって言えます。
ありがとう、童貞!
末筆になりますが、童貞について語り合う
という、とんでもなく楽しい企画をご提案・運営
いただいた吉田光希さんに、御礼申し上げます。
これからも、記事を拝見できることを
楽しみにしております。
今回はここまで。
長らく、童貞スペシャルウィークにお付き合い
いただき、ありがとうございました。
スペシャルウィークの記事を、童貞の魅力を知る
機会や、童貞の心と向き合うきっかけにして
いただけたら、とっても嬉しいです。
春の足音が近付いてますね。
卒業シーズンと聞くと、
何だか胸がザワザワします。
童貞厨だからです。
今日も明日も、穏やかに参りましょう。
それではまた。
わらさだくりや
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