マガジンのカバー画像

USA・MAP

92
ウサギノヴィッチにエッセイマガジン。主に短編小説の書評のようなエッセイ中心だが、文学周りだけでなく、サブカルやガジェットまで取り扱う、なんでもエッセイ。
運営しているクリエイター

#読書感想

2020年、読んだ本リスト(随時更新)(ウサギノヴィッチ)

伊藤なむあひさんがやっているのを見て、堂々とパクらせてもらいます。 ごめんなさい、伊藤さん。 ありがとう、伊藤さん。 誰も教えてくれなかった死の哲学入門 内藤理恵子 今書いている小説のテーマが「死」についてで、ざっくりでもいいから「死」についての哲学を学ぼうと思って買った一冊。めちゃくちゃわかりやすかった。表紙の図にも出ているように、キルケゴールの死は新しい生への通過点、ニーチェは永劫回帰、サルトルの死は人生との因果関係がない、死は生という世界の中に組み込まれている、みた

祈りとは愛だ!!

 どうも、ウサギノヴィッチです。    いきなりですが、神様というのは存在するのでしょうか?  我々、日本人は神様と仏様を一緒に拝んでいる人種です。さらにクリスマスがきたら、頼んでもいないのに、キリストの誕生日なんかも祝っちゃって、なんて太平楽な人たちなゆでしょうか。  ただ、どこかに僕の嫉妬が混じっていますが、そういうことが言いたいのではなくて、結局、神様は信じた人の所にいるのではないかということが言いたいのです。  これは宗教の勧誘とかではなくて、アニミズム的な発想です。

過去に寄り添いながら(ウサギノヴィッチ)

 どうも、ウサギノヴィッチです。    今日は長編が読み終わったので、その本について語りたいと思います。    朝吹真理子の『TIMELESS』です。  ある恋愛感情も性関係もないカップルが結婚して、「交配」して妊娠するまでが第一部。  第二部が、その「交配」によって生まれた子供の話。父は子供の前からは逃げるように消えてしまって母一人で育てている  ざっくり言ってしまえばこうなるが、実際はウミとアミの過去に遡ったり、現在になったり、その子供のアオと異母姉弟の過去の話になったり

作家の言い訳と現状の楽しみ(ウサギノヴィッチ)

 昨日に引き続き「N.G.T」に載っている短編を紹介しようと思う。    今日は『Dancing with Hyottoko』。この作品は、ウサギノヴィッチ。そう、僕が書いたものだ。  あらすじは、高校生が学校を休んで不思議な体験をするという至ってシンプルな話だ。  題材としての曲は「鉄風鋭くなって」だ。    言い訳しか書けないが、このとき僕は絶不調にものが書けなかった。だから、この作品は歪なものになっている。  改行は多いし、とにかく物語を転がすことに急いでるいるようなか

桜の並木でも渋谷の街でも感じることとダメな男(ウサギノヴィッチ)

 どうも、ウサギノヴィッチです。    季節の変わり目なのか、今シーズン二回目の風邪をひいてしまいました。  乾燥した部屋にいると喉がいがらっぽくて違和感を感じます。  マスクの意味も花粉症から咳を撒き散らさないようにするものになってしまいました。  それでもタバコを吸うのは謎ですがね。    さて、今回は『桜のの森の満開の下』についてのレビューを書きました。まだまだ拙いところはありますが、よければ是非とも付き合ってください。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー