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〈八寸帯地を織っていることについて〉

葛布の帯を販売し始めた時から名古屋帯の帯地としては幅八寸ばかりを織っています
葛布の帯地の最大の特徴である軽さと通気性を生かしたいと考えて そうしています

しかし何においても人それぞれお好みがありますので そればかりが最善という訳では もちろんありません

帯は多少重みがあったりハリがあったりした方がお好きな方もおられるでしょうし、季節や用途によっても違うと思います
または、軽いは軽いなりの、重いは重いなりの 心地よい締め方や締める位置もあるかとも思います

先日 柔らかい絹の小紋に葛布の帯を合わせてみたら思いのほかしっくりとして雰囲気が良かったことを書きました

合わせる着物や使っていただける季節、用途の幅が広がる可能性を考えると 九寸帯という選択肢もアリなのかなと 昨年くらいから考えています

仕立てとの兼ね合いもあるかとも思い まだ制作には至っておりませんが
何となくそういう事も 考えています

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