夢の終わり(「君たちはどう生きるか」書き散らし)
とりあえず全編通して、美術と音響が尋常ではねぇ…これだけでも良いもの観させてもらいました
大波を越えた瞬間ふわっと風を感じて、あれここ4DXだっけ!?画が良すぎて幻覚!?ってなった(普通に空調でした
良くも悪くもめちゃめちゃ現実感が揺らがされるんですよね。序盤から、どこかから夢なのかもしれないと常に思わされ続ける
まさしく、夢と狂気の王国
そして、その夢の終わりを思わざるを得ないエンディングでした
観終わってはじめに浮かんだのは、別の映画に出てきたこの言葉
「私は好きにした。君たちも好きにしろ」
からの、「君たちはどう生きるか」だと思いました
ところで散々引っ張って遂にインコが流暢に喋りだした所で笑ってしまった。そうだよなアオサギもペリカンも喋るんだからインコも喋るよな!いやよく考えたら鍛冶屋のシーンで喋ってたけど話通じない感がすごかったじゃない?
少女の姿をした母は最高に可愛いヒロイン。なるほど!なるほど?
ということは、あれは手料理ということか
あれ、ヒミが妹として生まれてくるんか?と思ってたがそういう話ではなかった。頼もしい姿を見せるのが、いつか訪れる別れへの何よりの花向け、ということなのかな
果たしてあの世界は辺獄であったのだろうか?ペリカンは餓鬼の如く飢え、爺は賽の河原で石を積む。しかし、ワラワラと生命は空に還り生まれていく。翻って、この世は鳥の糞まみれであり、火の海になったりもする。しかし、少女は爺に感謝の言葉を告げ、主人公は元の街に帰っていく
最後に、米津玄師「地球儀」を聴着ながら記す
母は帰ってはこない。老人の抱いた夢と狂気の王国は終わる
しかし、次の世代には未来という道が続いている
そう思わせる、最後の門出と青の唯一色でした
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