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【思考】腹式呼吸に凝る

仕事を辞めてから禁煙をしているが、いまのところ成功している。
煙草の代わりにガムなんかでごまかしていた時期もあったが、今ではそれすらも無くて良くなった。

ふとした時に口寂しさを感じる事がときたまあるのは否めないが、禁煙直後の離脱症状からくる苦しみを思い出すと乗り切れる。


慢性的な気管支炎も取れつつあり、せっかくだから腹式呼吸で「ちゃんと響く歌」を歌えるようになろうと思い立ち、声楽科卒の彼女に頭を下げた。

何度かボイトレをしてもらったが、基礎的な腹筋の使い方を普段から意識するべきとのことで、配達中に楽しく訓練しているが、深い呼吸はフィジカル面にもメンタル面にも良い事づくめだと気づいた。

・血流が良くなってきた。
→睡眠の質が良くなり、日中も気持ちよく過ごせる。
→代謝も上がっているのではないか。

・すごい落ち着ける。
→副交感神経が優位になるかららしい。
→慣れないうちは呼吸に意識が行き過ぎて逆に落ち着かない。

・どこでもできるから暇潰しになる。
→目的があっての事かもしれないが、深度が深くなるのを感じるのは楽しさすらある。

ちなみにこれを覚えたら歌唱にすぐ繋がるという代物ではなく、「響く音」を構成する手段の一つに過ぎないらしい。
最も、出来ないよりはできるに越した事はないのだが。


具体的に腹式呼吸ってなんなの?と、割と最近まで思っていた。
お腹に空気を入れるわけでもないし、イメージが湧かない部分が大きかった。

若干できるようになってきたのでなんとなく説明すると、肺の膨らむスペースを腹部を膨らませる事により増やし、また、その空気量も腹部で操作する呼吸のやり方。

より深い呼吸であり、だからこそ吸って吐くの往復に時間がかかる。
慣れている人であれば、日常生活の呼吸が意識せずとも腹式呼吸になっているというから驚きだ。

声楽では腹部を使う事により、喉近辺に声を響かせる余地を作り出すために取り入れられていると推察する。


詳しいやり方はネットで溢れかえっているので省くが、コツというか、できるようになったイメージを備忘録的に書いておく。

・吸うときは下腹部を膨らませることを意識する。

・吐くときは腹斜筋に若干力をいれ、臍の下が常に頂上になっているイメージ。
(風船を押して空気を抜く時、ゆっくり手で押して空気を促す際の「手」が腹斜筋のイメージ)

・吸うときはお腹いっぱい。吐くときはゆっくり。
(吐くときはどれだけロングブレスにできるかを測ると体得のモチベになる)

・どうしてもイメージできないときは「過呼吸」を極早く行うと上腹部のみそれっぽくなる。

本当に気持ちが良いので、是非やってみて欲しいです。

では最後に一往復。

鼻から吸って(スクロール↓)











まだ吸ってー








ゆっっっくり口から吐いてー
































ってすると一吸い目の空気が美味しく感じる不思議。

お付き合いいただきありがとうございました。



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