ライター
淀んだ日々に相応しい言葉は無くて
いつも理想と現実が釣り合わなくて
たまたま上手くいっただけの 過去の一瞬を
まるでそれが「人生」であるかの様に旅をして
今を忘れるその旅は心地良くてさ
帰ったら君に土産話が無限にできそうで
「昔はなんかもっとこうさ、なんかさ、ええと、、、」
あれ、どうだったっけ
何も無かったのか そんなはずは無いんだけどな
忘れた訳ではないんだ でももう思い出せないんだ
僕は僕を僕として 詩が書けないんだ
淀んだ日々に相応しい言葉は無くて
食傷した日々をただただ繰り返す
こんな日常には飽きたんだよ
とはいえ変化を求める気力は薄れていくんだけれど
ちょっと酒でも飲むか
マルメンとやらも蒸かしてみるか
ついでにクスリにも
って流石に駄目か
なぜだろうか 年を取るほど
沈んで廃れてしまうばかりだな
もういっそこのまま
求めただけ失って
傷つけては傷ついて
僕はまた旅をする
これが「大人」なんだって
僕は僕を僕として 詩が書きたいんだ
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