閑話休題

以前に書いた「若手」ですが・・・・・・・

直接連絡をとっているわけではないので、業界関係者の話で聞いてみると
どんどん良くない方向に進んでいるようです。

はぁ~~~~~~~~~。

聞く限りでは、仕事はだんだんと少なくなっているらしく、固定客も
少しづつ減ってきているようです。
しかし、本人は今の態勢に問題があるとは思っていないらしく、
相変わらずのやり方を続けているようです。
そして、開業当初から続けていた地味な活動も「時間の有効活用」と
いう名目でやめてしまったようです。

はぁ~~~~~~~~~~~。

そうじゃないんだよ。
そこを止めてはだめなんだよ。

一番地味で、一番面倒で、一番面白くないそれを止めてはだめなんだよ。
誰もやりたがらない、誰も積極的にやらないからこそ、やり続けないと
駄目なんだよ。そしてやり続けるからこそ次につながるのだよ。

どんなに大きなビルを建てようが、どんなに大きなお城を建てようが、
どんなに健美なものだろうが、すべての基礎は土台です。
地盤がしっかりしていなければ、その上にどんなものを建てようが、
全ては砂上の楼閣。
震度一でも、風速一メートルでも、倒れる紙の建物でしかありません。

しかし、今の天狗状態の彼には、響かないでしょう。
自分のやり方に手応えを感じ、結果が出たうえで天狗になってしまったら
一度その方法の挫折を自分自身で痛感しなければ、忠告もアドバイスも
聞くことはないでしょう。

明日は我が身。
私も地味な、地道な、退屈な、面倒だけど一番大事な土台つくりに再度
ココロをさかなければいけない。そういう啓示なのかもしれません。

願わくは彼が適時に気づいてほしいものです。

個人事業主はサラリーマンと違い、自由度が高いですが、すべての判断は
自己責任に終着します。
誰が導いてくれるわけでもなく、誰が叱ってくれるわけでもなく、誰がおこってくれるわけでもなく、誰がかばってくれるわけでもない。
自分自身で気づくためのココロの羅針盤をいくつも常時走らせていないと
大海原で迷子になって沈没してしまう。それが個人事業主の自由と
引き換えに得るものでもあります。