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036 Beyond 5G用機能デバイスの新プラットフォームはこれか?金属ポストの配列で電磁波を自由自在に制御したい

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【 私の研究はこんな感じ】  
 1888年、ドイツのヘルツにより電波の存在を実証して以来、電波を用いた無線通信は、今日の世界において無くてはならない存在となってきた。より高速大容量な次世代無線通信技術としてのBeyond 5Gを実現するために、ミリ波・サブミリ波・テラヘルツ波を含めた超高周波数の電波は主役として登場している。このような未開拓な周波数領域においては、従来の導波回路は損失と製造精度などの問題で使えなくなるため、新たな伝送線路が必要となる。光領域で用いられるフォトニック結晶構造(金属ポストの配列)をプラットフォームとして、Beyond 5G無線通信用ミリ波・サブミリ波・テラヘルツ波帯域の新規機能デバイスを開発したい。

【研究の困りごと・こんなコラボをしたい】
 マイクロ波・準ミリ波帯域の実験により、フォトニック結晶構造における設計理論の有効性を確かめたが、設計した100GHz以上のミリ波・サブミリ波・テラヘルツ波回路の微細加工による実際の作製、測定などはこれからの課題である。

【私はこんなことができます・こんな協力ができます】   
 金属フォトニック結晶構造を用いて、マイクル波・ミリ波・サブミリ波・テラヘルツ波帯域におけるバンドパスフィルタなどの機能デバイスの理論設計・解析を行ってきたので、そのような協力ができる。

【コメント・問合せ】
 
神奈川大学研究支援部産官学連携推進課
    sankangaku-web@kanagawa-u.ac.jp