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YOKOHAMAから未来を変える

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2023年4月、横浜キャンパスに理工系学部が集結します。 YOKOHAMAから未来を変える研究が始まります。
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世の中の見え方が変わる!?神奈川大学情報学部システム数理学科「システム数理概論」紹介

システム数理概論は「ものの見方」を学ぶ場 -システム数理概論の前に、まずシステム数理学科について教えてください。システム数理学科では、4年という年月をかけてどのようなことが学べるのでしょうか。 秋吉先生 神奈川大学のシステム数理学科では、「数学」「情報学」「数理的視点」を学ぶことができます。これらは、日常生活や社会生活におけるさまざまな現象をモデル化(数理モデリング)する際に必要となる知識です。数理モデリングとは、社会生活で起きるさまざまな現象の本質を、数学やシステムモデル

新たな素材を発見し社会へ還元する-化学生命学部のマナビから-

大学で学んだ有機化学の知見や実験技術を研究職として社会へ還元することが目標です。 科学教室で電池やスライムを作ったり学校で自然エネルギーの可能性を学ぶ中で理科や化学が大好きになり、理工学を探究する気持ちが強くなったという菅野さん。神奈川大学はサイエンス全般が広く履修できることに加え、一般教養も広く学べる「総合大学」だったことが決め手だったと語ります。 現在は「ナノ構造材料化学研究室」に所属し、ナノ構造体の基礎研究に取り組んでいます。 環境エネルギーの課題を解決する機能性セ

世界で唯一の研究「海中太陽光発電」。敵はまさかのフジツボ。

YOKOHAMAといえば、海。 YOKOHAMAと言ったら、何を思い浮かべますか? 海、みなと、輝く太陽・・・。 神奈川大学の地元、YOKOHAMAの地の利を生かした研究が今、注目を浴びています。この研究が実現したら、国際的にも懸念されているエネルギー問題も解決するかもしれません。 一石〇鳥?!のメリット その研究とは、工学部 機械工学科 由井明紀教授の「海中太陽光発電」。 太陽光発電と聞くと、広い畑にソーラーパネルをいくつも並べて発電する方法を想像するかもしれませ

大学院進学と宇宙ロケット部の二刀流をめざして

宇宙ロケット部  川口舞子さん(工学部機械工学科4年) モノづくりがしたい! 大学入学時からモノづくりをしているサークルを探していて、ハイブリッドロケット燃焼実験を見学させてもらったのが「宇宙ロケット部」との縁のはじまりです。 エンジンそのものの、音と威力に驚きました。その後、お手伝いとして関わっていたのですが、宇宙ロケット部顧問の高野先生に「つべこべ言わずに入りなさい」と言われ、素直に入部しました(笑)。 宇宙ロケット部を知ってもらいたい 2021年9月にハイブリッ

人工知能は『かわいい』の概念を細分化できるのか?―情報学部 システム数理学科のマナビから―

人工知能研究で人の最適を考える たとえば電車の乗換案内。最短時間のルートや最安値ルートは提案できますが、疲れている人には多少長くても座席に座れる経路が、お腹が空いている人には駅ですぐに食事ができる経路が最適かもしれません。このように、情報学部システム数理学科では、人に寄り添うシステムを、人工知能を活用して実現することを目指しています。 人工知能は『かわいい』の概念を細分化できるのか? 「かわいい」を細分化した、ゆるかわ、ぶさかわ、ぐろかわ、と聞いて、私たちは直感で何かし

「栄養学×人間工学」コロナ禍における異分野交流 ―地域の飲食店支援を目指して―

工学部経営工学科高野倉研究室のTさんから現在取り組み中のプロジェクトについての報告が届きました。最後にアンケートがありますので、ぜひご協力ください。 今年の6月中旬から私は、私の所属する神奈川大学工学部の高野倉研究室と、文教大学健康栄養学部の笠岡ゼミの3年生が中心となって行っている飲食店支援プロジェクトに参加している。 飲食店支援プロジェクトとは、茅ケ崎にあるレストランの協力のもと、コロナ禍においても顧客を集められるようなメニューを提案することによって、飲食店の経営を続けて