世界で唯一の研究「海中太陽光発電」。敵はまさかのフジツボ。
YOKOHAMAといえば、海。
YOKOHAMAと言ったら、何を思い浮かべますか?
海、みなと、輝く太陽・・・。
神奈川大学の地元、YOKOHAMAの地の利を生かした研究が今、注目を浴びています。この研究が実現したら、国際的にも懸念されているエネルギー問題も解決するかもしれません。
一石〇鳥?!のメリット
その研究とは、工学部 機械工学科 由井明紀教授の「海中太陽光発電」。
太陽光発電と聞くと、広い畑にソーラーパネルをいくつも並べて発電する方法を想像するかもしれませんが、由井教授が注目したのは海中。
なぜ海中での発電に注目したのか?
土地は狭い日本ですが、島国だけに排他的経済水域は非常に広い。しかも海の中であれば、太陽光パネルに使われているシリコンは表面温度が上がると発電効率が落ちますが、冷やして発電すれば効率が上がる、さらに火災の心配もないと一石〇鳥ものメリットがあるのです。
まさかのフジツボ
しかしながら、実験は試行錯誤。
大学の屋上で日射強度と発電量の関係を調べたり、大学内のプールでは水着に着替え水深と発電性能の関係を調べる。様々なデータをそろえたうえで臨んでも、海では思いがけずフジツボが粘着して実験の邪魔をされたり・・・。
このユニークな着眼で、環境にも優しい「海中太陽光発電」は、今注目の研究です!詳しくはこちら。
朝日新聞 EduA
神奈川大学工学部は2023年4月にリニューアルします。
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由井先生の人柄に寄せられてくる学生多数。
由井先生の経歴と研究室のテーマはこちら。