後輪駆動の(ビジュアル的)メリット

今や貴重な存在となりつつある後輪駆動。

車好きとしてはやはり惹かれるものがあるのは古今東西共通だろう。

ではなぜ惹かれるかというと一番はドライビングフィールが挙げられると思う。公道を法定速度で走る限り駆動輪違いはわからないというのが一般的だが、ステアリングを切った状態でのアクセル操作ではたとえ街中の交差点であったとしても違いが歴然、と個人的には思う。


しかし今回書きたいのはそこではない。


後輪駆動がビジュアルに与える影響について、特にフロントオーバーハングがいかにデザインにとって重要かを写真編集技術を使ってみていきたい。


※筆者はデザインについても写真編集についても全くの素人

※後輪駆動車はフロントオーバーハングが短い前提





後輪駆動だからこその美しい車No1はこれ。(個人的見解)

メルセデスW124(S124)ワゴン。

そこまでフロントオーバーハングを切り詰めたデザインではないが、前後タイヤ位置やキャビンとのバランス、黄金比といって良いだろう。

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この車がもし、FFだったら・・・














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なぜか非常にダサくなる。実用車感、働く車感がものすごい・・・。




最近の車でいうと

BMW 3シリーズツーリングもFRが故に美しい。

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しかし、もしFFだったら・・・・














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塊感がこれほど醜い形であらわれるとは・・・。








逆によく街で見かけるFF車がFRであったらカッコよくなるだろうか。



例えばこれ。

マツダ アテンザワゴン。

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デザインに力を入れている会社だけあって、このままで十分に美しいプロポーションである。


しかしもしもFRだったら・・・

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フェンダーの盛り上がり等細かい部分で違和感はあるものの全体の雰囲気としてはBMWを思わせる佇まいだ(言い過ぎ)



さらにこれ。

スバル レヴォーグ。最近新型が発表されたが、とりあえず見慣れた旧型。

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うーん、惜しい・・・。

水平対向エンジン・シンメトリカルAWDなど一切考慮せず、もしFRだったらこうだ。

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なかなか良い。前後重量バランスも良さそうだ。



また個人的に惜しい車の一つ、

スバル レガシィツーリングワゴン(4代目のBP型)

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国内で使い易いサイズ且つMT設定があるという事で筆者としては貴重な一台。しかし、何か惜しい感じは昔からしていた。

これがもしFRだったら。

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・・・。

まぁまぁといったところか・・・。




最後に、個人的には史上最も許せないオーバーハングがこれ。

トヨタハリアー(3代目)

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ライトの形状も相まってFF感全開である。

SUVはFRベースの4WDであるべきという思い込みがどれだけ影響しているかは不明だが、とにかく許しがたいオーバーハングである。

これがもしFR(ベースの四駆)だったら・・・














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良い!

一気にワイルドで、本格的クロカンに見える。同じ車である事が信じられないほど。

トヨタには是非、IQの技術(トランスミッション搭載位置を工夫し前輪を前に出す)を他車にも応用し、FFだけど美しいプロポーションの車を作って頂きたい。


以上、個人的な興味・趣味からステーションワゴンに偏ってしまったが、だからこそダサい・カッコいいがわかりやすかったかと思う。

クーペやスポーツカーはFFでも美しいものが多いし、

ハッチバック等の小型車ではそもそもFF意外ありえない世の中だからだ。



最後にFF且つオーバーハングが大きいにもかかわらず美しいデザインを持つ車としてアウディTT(初代)の写真を挙げて本記事の締めくくりとしたい。

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