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山にいると少しだけコミュ力が上がる理由

私は、山にいると少しだけコミュ力が上がる。今は、コロナのことがあるため自粛しているが、登山中に出会った他の登山者に抵抗なく話しかけていた。

普段の私といえば、知らない人に話しかけるなどめったにしない。旅先で、行きたいところがあっても経路を地元の人に聞かず、スマホに頼ってしまうことが多い。

なぜ山にいると、他の人に話しかけることへの抵抗感が少なくなるのだろうか。

色々考えてみると、登山の挨拶文化が影響していのではないかと思う。山では、登山道ですれ違った登山者に対して、挨拶を交わすのが文化、というよりマナーに近いものになっている。近所の人には挨拶をするが、町で見知らぬ人とすれ違っても挨拶することはほぼない。挨拶をしても逆に相手に不審がられることの方が多い。

山では、挨拶をしないと落ち着かない。また、自分か相手が、万が一遭難した際に、挨拶を交わしたことで相手の特徴が記憶され、後の救助活動に活かされる可能性がある。

他の登山者に挨拶するのは人それぞれで構わないと思うが、私はなるべく山で会った一人一人にしっかり挨拶はしようと決めている。

高校時代、私は山岳部に所属していた。山岳部にも大会があり、他の高校山岳部と一緒に山に登る。各校、4人一組のパーティで参加し、複数の高校のパーティが混ざった隊を何隊か編成して山では行動する。1隊20~30人ぐらいの人数になることが多い。

大会中でも当然、一般登山者も山に登っており、隊とすれ違う時がある。その時、登山者のほとんどは高校生一人一人に挨拶をしてくれた。20~30人にいちいち挨拶するのは正直大変だと思う。それでも、丁寧に挨拶をしてくれて、頭が下がる思いであった。

この経験以降、山では一人一人に挨拶をちゃんとしようと心がけている。結果として、他の人に話しかけるハードルが低くなっているのかなと感じる。

コミュニケーションの基本は、挨拶とよく言われている。登山を通じてそのことを実感した。登山における挨拶文化を思い出して、日常でも他人への挨拶を忘れないようにしたい。


今日はここまで。今日は常体で書いてみました。常体の方が少し書きやすいかな。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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