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電動工具無しのロケットストーブ作り

新年早々、能登半島で大変な事が起こってしまいました。被災された方々が安心して暮らせる日々が一日でも早く訪れますように。
僕はガスを契約せずに暮らしてます。調理は自作のロケットストーブ&木の枝や建築廃材燃料で賄ってます。ちょうど一年前から住んでいる今の家には電気温水器が設置されていますので、風呂はそれで。将来は屋内も露天風呂も薪熱で🔥と目論んでますが、まだまだ先の話です。
本題です。日頃から「いつかは僕のような暮らしが広まるように!」と思いながら、自作のロケットストーブ改良に取り組んでます。誰でも作れるようにと溶接不要で、電動工具で作れる構造を心がけてますが、本体によく使ってる一斗缶の耐熱性をカバーするため、燃焼室に部品を取り付けたりと少々手間をかけてます。
それはそれで有効なのですが、災害時に手間のかかる工作は不可能でしょう。電気が使えないなら尚更です。
緊急時に役に立てることは?となるとやはり、即席で簡単に作れて素早く暖を取れることが必須です。
なので今回は、自宅にあるもので作ってみました。

かき集めてみました。

材料は、穴開きブロック一個、瓦四枚、空のガスカートリッジ一個です。
工具は金槌、のみ、ペンチです。
まずは上の画像のように、瓦の間にカートリッジを置いて(←カートリッジが動かないように)、カートリッジ側面に切れ込みを入れて下の画像のように開きます。文具の普通のハサミでも側面は切れます。

一部だけ上に広げるのがポイント❗

噴出側の一部を上に広げるのですが、その長さはブロックの穴より短めに。カートリッジ内部のノズルはペンチではさんで取ることができず、折れました。取り方がわかったら追記します。
ブロックを上に乗せたら完成です。

簡単でしょ❗

実際に燃やしてみました。

思いつきにしては❗

よく燃えてくれました。瓦とブロックでカートリッジを固定してますので、強風などで転がることはありません。燃焼物がこぼれ出ることはないと思います。すぐに火を消したい時や消える前にその場を離れたい時はカートリッジの上に、ブロック側面で覆うようにブロックを寝かせて置けば大丈夫です。
大きな鍋には不向きですが、小さい薬缶なら細い木の枝や割り箸などでお湯を沸かせるでしょう。
構造で肝心なのは、火に耐える素材で縦に細めの空気の通り道を作ることです。燃やすだけでしたら、その縦の通り道の真下で燃やせば激しく燃えます。
緊急時に素早く作れそうな案がまた閃いたら投稿しますね。
行う時は近くに燃えるものがないこと、強風時は火や熾が飛んでいかないよう注意してくださいね。絶えず誰か大人が火を守りして、目を離さないようにしてください。

追記です。2024年1月12日。
どのくらいの火力があるのか?
鍋で500gの水を何分で沸かせられるか?試してみました。希望としては、30分で沸けば上出来です❗

鍋、ちょっと大きかったか?

結果です。40分経っても沸きませんでした。

使いきっても沸かず…

湯気は激しく出ましたが、残念ながら。湯呑み一杯分なら沸きそうでした。カートリッジの底面に穴を開けたら火力が増すと思いますので、ひょっとしたら500gでも沸くかも?
色々燃焼実験してみます。

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