見出し画像

牧野良幸展に行った!


牧野良幸さんと作品たち

 イラストレーター・牧野良幸(まきの・よしゆき) さんの個展が東京・銀座の伊東屋 K.Itoya B1Fにて2023年5月31日(水)まで開催中。初日の5月16日(火)に訪れて、作品を楽しんできた。
 「Lucy Sweet Hitc-Hiker」と題された個展。Lucyって誰?と思うかもしれませんが、ビートルズ・ファンならばピンとくるはず。
 ジョン・レノンが書いた「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」という名曲に登場する女の子です。ジョンの長男ジュリアンが、友だちのルーシーがダイアモンドを持って空を飛んでいる絵を描いてきたのを見て、ジョンはインスピレーションを受けたのです。
 牧野さんもその女の子ルーシーをモチーフにした絵をいろいろと描いている。「描きやすいのです。彼女はギターを弾いたり、オートバイに乗ったり、いろいろとやるのに、魅かれます。ビートルズのルーシーだったのが、そこから発展してきて、いろいろとやるのが面白くなってきました」と牧野さんは「ルーシーの今」について話してくれた。

 未発表だった水彩画「僕のビートルズのレコード」シリーズも7点展示されている。『ザ・ビートルズ!』、『ヤア!ヤア!ヤア!』、『リボルバー』、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』、『アビイ・ロード』、『レット・イット・ビー』。
 

 なぜ、アルバム・ジャケットが後ろ向きのものがあるのか。牧野さんは説明してくれた「見ている人には裏側でも、少年にとっては表なのです。見ている少年の気持ちを表したいと思いました。またジャケットの裏が絵になることもあるのです。そういう見せ方をすることでイメージも膨らみます」。
 ちょうど、『アビイ・ロード』をお買い上げになった方がいた。
 埼玉から来た50代後半の男性だ。購入理由を説明してくれた。「牧野さんの気持ちが詰まっているような気がします。少年時代にビートルズのレコードを手にして夢中になっている姿を描写し、素敵だと思いました」。
 さらに自身のビートルズ歴について「70年代後半、中学3年生の時にビートルズのファンになりました。80年にはポールが逮捕され、ジョンが暗殺され、激動の高校生活になってしまいました」。
 牧野良幸さんの個展の 開催時間は、月曜日から土曜日までが午前10時から午後8時、日曜日が午前10時から午後7時まで。最終日は午後6時まで。会場となっている伊東屋 K.Itoyaの住所は:東京都中央区銀座2-7-15。連絡先は:電話03-3561-8311。

 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?