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ほりたよしか代官山写真展

 内外アーティストの写真家として知られているほりたよしかさんが代官山のギャラリーで『ほりたよしかとみんなの写真展 Enjoy!Aging!コラボ!コラボ!コラボ!』と題した個展を開催中だ。
 エイジングつまり経年変化する写真でアート作品を作ったという。
 「赤坂で個展をするためにロックミュージシャンたちを撮ったフィルムを22年ぶりに整理しました。プリントすると当時の色が鮮やかに現れました。それでもフィルムは少し赤みがかっていました」。
 「経年劣化は続いています。あと20年もすればかなりかなり色あせていくのです。悲しい話? 色あせるのは悪いこと? 私はそうは思わない。経年劣化=agingはまさに生きることを表している」。
 「ロック魂から「劣化を楽しむアート」に昇華しました。ロックミュージシャン、猫ちゃん、平井豊果(ひらい・ゆたか)くん、TEAMカミナリとコラボしたアート作品のagingを身近に楽しんでもらいたいです」。
 猫ちゃんは2匹。世界のキャットショーでチャンピオンになった猫たちだ。1匹はふさふさした毛が特徴のラパーズで、もう1匹が白いコーニッシュレックスだ。その2匹はロックンローラーたちとコラボしている。 。

平井豊果さん


 2023年7月17日(月・祝)まで開催する。会場は「代官山MONKEY GALLERY」(
東京都渋谷区猿楽町12‐8 The SOHO CORNER D.K.Y. 1F)。7月12日(水)は休業日。時間は午前10時から午後7時まで。無料。
 特設サイトはhttp://caminari.com/works/enjoy-aging/。在廊日はSNSで随時お知らせするという。http://caminari.com/works/enjoy-aging/。在廊日はSNSで随時お知らせするという。

代官山Monkey Gallery外観

 ほりたさんは中学時代を米国テネシー州で過ごした。1993年から音楽雑誌の編集カメラマンとして活動を開始する。2000年、34歳で写真家として独立した。ポール・マッカートニーやレディ・ガガらから来日時の専属カメラマンに指名されたこともある。

ほりたよしかさん


 ほかにも、マドンナ、スティング、メタリカ、MUSE、シガー・ロス、ファレル・ウィリアムス、ガンズ・アンド・ローゼズなど、海外ミュージャンのポートレートやライブ写真や、AKB48、氣志團、安室奈美恵、ナオト・インティライミなど邦楽アーティストのジャケット撮影も手がける。

MUSE with 猫ちゃん


ハイロウズ with 猫ちゃん


 およそ2か月前に東京・赤坂で開かれた個展は、彼女のプロキャリアが本格化した2001年にフォーカスした内容だった。
 平井さんは神奈川県鎌倉市生まれ。2007年頃までグラフィックや映像系の企業で働いていたが、アーティストとしての活動を開始。13年暮れから毎日何か一つ制作することを心掛けているという。
 17年、東京イラストレーターズ・ソサイエティ第15回TIS公募にて大賞を受賞。18年にはペーターズギャラリーコンペで大久保明子賞を受賞。
 (以下、平井さんの作品2点)

平井豊果《ユニバース》2020年


平井豊果《girl》2018年

 ほりたさんは写真から動画へと世界を広げつつある。
 増田有美(ますだ・ゆみ)監督のもとほりたさんが撮影した映画『Floating Holidays』(104分:カラー)のプレミアム試写会が、2023年j7月23日に新橋のTokyo Cine Center(TCC試写室:東京都中央区銀座8丁目3番先西土橋ビル 102、103)で行われる。
 この作品は世界中で37の賞を受賞しているという。試写会で上映されるのはカンヌバージョン(英語字幕)とのこと。
 また、これからお目見えする予定なのは2023年の作品『Already Over』(約85分:カラー)。増田監督で撮影はこれもほりたさんだ。
 



 

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