見出し画像

画家はらだたけひで個展

 2022年春、ロシア軍がウクライナを侵攻するなかで描きすすめられた絵本「子どもの十字軍」(ブレヒト原作・ひだまり舎)の原画と、同時期にジョージアの都市を巡回した「聖ピロスマニ展」の絵が展示される。
 「はらだたけひで『子どもの十字軍』原画+聖ピロスマニ展」が2024年2月27日(火)から3月4日(月)まで「クイントアートハウス煎茶器会館」(東京都文京区本郷3-4-8 1F・2F)で開かれる。
 開館時間は午前11時から午後5時まで。
 「子どもの十字軍」の画家はらだたけひでさんが2024年2月7日(水)にロシア料理レストラン「スンガリ―」新宿3丁目店で述べた。
 はらださんは毎日在廊の予定。

はらだたけひでさん

 「2022年、ロシアがウクライナに侵攻し、戦争が始まりました。平和な時代がこんなになるとは思わなかった。そこで作品を通して何か表現できないかと考えました」とはらださんは話した。
 ピロスマニはジョージアを代表する画家。生前は作品が売れず貧しかったが、今やナショナル・ギャラリーにコーナーが設けられるほどの人気だ。

ジョージアの「ナショナル・ギャラリー」


 そのピロスマニがフランスの女優に恋をして抱えきれないほどのバラを贈ったことを書いたのが「百万本のバラ」という歌。
 この歌はかつてソ連で大ヒット。日本では1980年代から加藤登紀子さんが自身で日本語詞をつけたバージョンを歌っている。

はらだたけひで著「放浪の画家ニコ・ピロスマニ」(冨山房インターナショナル)

 はらださんは1954年、東京に生まれた。89年、絵本第一作「パシュラル先生」で産経児童出版文化賞を受賞。92年、「フランチェスコ」でユニセフ=エズラ・ジャック・キーツ国際絵本画家最優秀賞受賞。


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?