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夫婦で海外移住に挑戦するには? 私たちの場合

2年前の今頃、私と夫はニュージーランドへ海外移住するためにはどうすればよいのか情報集めをしていました。ネットで調べたり、留学斡旋会社へ相談をしに行ってみたりしていましたが、なかなか思うように情報が集まらずどんな方向性で決めていけばよいかたくさん悩みました。当時はお互いに海外へまた行きたいという気持ちはあったので、貯金は頑張っていたものの、お互いオーストラリアから帰ってきて間もないのもあり、そんな簡単に大金を貯金できるわけもなく、お金を必死で貯めながらの準備でした。ということであまり準備だけにお金がかけられなかったこと、当時はビザアドバイザーという存在さえ知らなかったこともあって、最終的な決断をするまでにまず一苦労でした。

今回は、私たちがどんな方法でニュージーランドへ行くことにしたか少し紹介したいと思います。

働くか学校へ行くか

まず、問題となったのはどんなビザでニュージーランドへ行くか。海外で長期間住みたいとなれば、もちろん何かしらのビザが必要となります。当時、私たちがまず考えたのは、”ワークビザを取る or 学生ビザを取る” でした。

そして結婚しているからといって、一人がビザを持てば簡単に配偶者を連れていけるかというと実際そうはいきませんでした。特に、私たちの場合はどちらかが必ず働く必要があったので、そのことも頭において考える必要がありました。

海外へ行って夫婦や家族で永住権を目指すというのは、一人で挑戦するものとまた違う不安や、覚悟がいるような気がします。だから多くの人はきっともっと時間をかけてお金ももっとしっかり貯めて準備万端の状態で行くのが普通なのかもしれません。ただ私たちの場合は、お金もそれほど十分にあるわけでもなく、時間をかけて準備をするような時間がありませんでした。準備をしっかりしてから渡航すればいいのですが、なぜか私たちの中では今いけるなら行った方がいいという気持ちが強かったので、自分たちのできる限り最大限の努力と準備をして渡航することにしました。


選択肢1 2人でワーキングホリデービザをとる
当時私たちはお互いに20代だったので、2人ともとりあえずワーキングホリデービザを取ってニュージーランドへ行く!という方法がありました。ビザの取得条件もそれほど厳しくないし、問題なければすぐに取れる!そしてオーストラリアで一度経験済みだから難易度も高くない。ただ、ワーキングホリデーは原則1年間しか滞在できません。今後もっとニュージーランドに住みたいならそのあとワークビザを取る必要もあるし、さらに永住をしたいとなるとどんな仕事をするかも重要になってくることが分かりました。

選択肢2 就職活動をしてワークビザを貰う
次に考えたのが、ニュージーランドの会社へ就職する方法。
この方法を選ぶ方は私の印象としては多いようで、とくにITエンジニアやマシンオペレーターなど技術が必要となる職種に関しては経験や実績をアピールできるのでいい選択肢だと思いました。が、私たちの場合そのような分野の技術はなく夫は前職の仕事(工場勤務)をあちらですることにあまり前向きではありませんでした。また、仮に前職の分野で就職できてもそこから先につなげられるかは未知の世界。ということで、もっと安心できる方法を選んだ方がよいのではという結論になりました。

選択肢3 学生となり専門技術を学び、学位を取得し就職をする
最後の選択肢は専門技術を現地で学び、就職をする。というものでした。
日本では大学を卒業すれば、大卒という大きな扱いでそこまであまり分野に関係なく就職ができたりしますが、海外ではまず学校で専門的な学位をとりその学位を証明としてその関連の就職先へ就職することが一般的です。なので、逆に学位も技術も経験もない状態で専門的な分野に就職することは原則不可能に近いか、できてもかなり苦労するだろうという感じでした。なので、現地の学校で学位を取り、そのまま現地で就職へ繋げるという方法が選択肢として上がりました。

この3つの選択肢から最終候補になったのが、学生となり専門技術を学び、学位を取得し就職をする。でした。理由としては、何より一番可能性が高そうだったからです。というのも、ニュージーランドには職業的に人が不足している分野がいくつかありその分野を学び、就職することでその先の永住に繋げていくという方法があります。なので私たちは人不足となっている業界の専門知識を学び、就職へ繋げる方法は永住権取得に向けてのいい方法の一つだと思いました。

学校を選ぶにあったっての問題

学校へ行きその後就職する方法が良いと分かったのはいいのですが、そこで悩んだのが学校選び。まず、どの分野に進むのかとっても悩みました。興味のある分野を学べばいいじゃんとも思うのですが、私たちの最終目標はニュージーランドの永住権を取得することだったので、学校へ行くのであればそこにしっかり繋がっていくような選択をしたいというのが一番にありました。

ITの分野に挑戦する!
二人でたくさん考え話し合い、最終の候補として残ったのがITの分野でした。ITの学位を取得するには、1年から3年のコースのどちらかを選択することができます。1年のコースにするか3年のコースにするか。。。貯金もそんなにないし、1年のコースにするべきか。でも、1年のコースにする=3年分学ぶ内容を1年に凝縮して学ばなければならない。となると3年のコースで基礎からしっかり学ぶべきな気がする。。3年のコースへ行くのはいいけど、そこで問題なるのが学費の問題。

お金の問題
私たちが行こうとしていた学校はポリテックニックという専門学校のような学校でした。他の学校でも調べてみましたが、どの学校でも3年分の学費となるとまあ高い高い( ;∀;)
海外の学校なので、私たちが通う場合は留学生の扱いとなり、現地の学生が通う場合の3倍近くの学費を払わなくてはいけないことが分かって泣きそうでした(´;ω;`)ニュージーランドに行った後もしっかり貯金していかないと払えない状況でした。

そんな中での朗報
そんな中、ある一定レベルの分野を学ぶ場合は、配偶者や家族をパートナー、ファミリーとして学生のビザに乗っかることができるという情報をゲットしました。ニュージーランドで専門のコースを受ける場合、分野や難易度ごとに学位のレベル分けがされています。私たちが選ぼうか悩んでいたコースはレベルが上の方のものでした。そして、夫が学校へ行くとして、私が夫の学生ビザに乗っかれた場合(夫のパートナーとしてビザを取得する)、3年のコースであれば、3年のビザを私も夫のパートナーとして同様にもらえ、そのビザのカテゴリの中でも働くことが可能なビザを取ることができることが判明。これなら在学中はお互いにビザの心配をする必要がなくなるので、その面でこのビザを取得するのが一番いいかもと考えました。しかも、この場合のビザではオープンワークと言って、雇用主に関係なくどこでも働けるというのもメリットとなることが分かりました。通常、ワークビザは雇用主が雇うことを決め、サポートをしてくれることで得られるビザが大半なので、そのような縛りがないのは大きなメリットだと思いました。

ということで、私の夫はITの3年過程の専門コース入学に向けて、入学条件のIELTSのスコア取得を目指すことに。そして私はまず夫の学校への入学に向け、学生ビザの取得について、そして自分のパートナービザの取得に向けて動き出すことに。ところが、どうするか決まったもののなかなかうまくいかず大苦戦したので、このことについては次回書いてみようと思います😂

今回、私たちがどんな過程でニュージーランドの渡航を決めたか少し書いてみました。ニュージーランドでのビザの取得に関しては様々なビザがあり、結構な頻度で条件が改訂されます。移住に関する情報やビザの確かな情報に関しては政府公認のビザアドバイザ―が法律に基づいてアドバイスできる権利を持っています。なので、今回の私のケースはちょっとした参考程度に思っていただけると幸いです。



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