みんなで共有してるかんじ
前職は小売店で働いていて、
お客さんとすれ違う時は
「いらっしゃいませ」
と言っていました。
マニュアルとしてもそうなっていたし、
言っている本人も
さして違和感なく、その言葉がしっくりきていました。
「いらっしゃいませ」
自分たちのお店に
ゲストを招き入れるような感覚でしょうか。
今日は「田んぼでカフェ(tancafe)」の2回目。
栃木県・那須の稲作農家が
田んぼにもっと気軽に足を運んでほしいと
田んぼの真ん中でカフェを始めたという
カンタンに言うとそういう企画です。
今日もいろいろな方と
田んぼの畦道ですれ違いました。
自然と口をついてでるのは
「おはようございます」
や
「こんにちは」
というシンプルな言葉。
カフェを企画しているのはこちらで、
来てくださっている方がお客さんなのは
まったくその通りなのですが、
この場合は、
「いらっしゃいませ」
はなんとなく違和感。
なぜだろうと考えると
田んぼはお店よりも
「みんなで共有している感じ」が
あるからでしょうか。
もちろんそれぞれに
地権者がいるでしょうし、
私は完全にお邪魔している身なので
勝手にそんなことを言っていいのか
わからないのですが…笑
ただ感覚としては山と似ていて。
だから挨拶も登山道で
すれ違う時のように
「おはようございます」
「こんにちは」
が個人的にはしっくりきます。
田んぼのそういう側面があるからか、
tancafeはその場にいる人たちと
ホストやゲスト関係なく
「この場所を共有している心地よい感覚」
がふわりと訪れます。
少なくとも自分はそうです。
実際に来てくださった方の中には
分かってくださる方も
いてくれそうな気がします。
今日は最後まで雨降りもなく
終わり際には那須山の輪郭も見えてきて
暑かったけど
気持ちのいい風が吹き抜けていました。
21/07/24
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