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インタビューラジオ#2 コーポリアルマイムに情熱を注ぐ元同期の野中くん

先月から、ゆるりとはじめたPodcast。毎回1名のゲストをお呼びして、インタビューのような雑談のような時間を過ごしています。

たぶん最大の特徴は、僕自身がこれまでの人生のどこかのタイミングでお会いした方で、久しぶりにお話したいなぁとふと思った方がゲストという点です。そう、完全に“オレ得ラジオ”なんです。すみません。

このラジオで提案したいのは「久しぶりに会って話したい人と再会するときに、インタビューという選択肢もあるかも?」ということです。僕はインタビューがもっとカジュアルなものになればいいなぁと思っており、まずは自分で実験的にこういう企画を始めています。

第2回こちらです!

第2回目のゲストは元同期の野中くん!数年ぶりにゆっくりお話した彼は、現在、大阪でコーポリアルマイムを学び深めています。

コーポリアルマイム(英:Dramatic Corporeal Mime|仏:Mime Corporel Dramatique)はマルセルマルソーやジャンルイバローの師として知られる20世紀フランス演劇界の巨匠であり、近代マイムの父と称されるエティエンヌ・ドゥクルーが構築した役者の芸術(アクター・アート)です。

「演劇の本質は役者であり、役者の本質は身体である。よって演劇は身体の芸術である」

数数多くの芸術から成り立つ総合芸術と言われる演劇の中で、役者は戯曲をはじめとする他の芸術に依存する以前に、まず自らの表現媒体による独自の芸術を確立し、アーティストとして自立する必要があると感じたドゥクルーは、役者の身体を基点とする革新的な演劇様式「コーポリアルマイム」を築き上げました。
人間の様々な内的ドラマを身体で表現することから「思考する身体の芸術」と呼ばれるコーポリアルマイムは、役者が自らのアイディアを具体化するための体系的なテクニックを紹介すると共に、戯曲主体の演劇とは根本的に質の異なるレパートリー作品や創作プロセスを有しており、身体の創造性から具体化される役者主体の演劇のあり方を提示しています。カルシアターの先駆けとも言えるコーポリアルマイムは、表現手法の多様化、デジタル化が進む現代においても、その洗練された身体性によって「演劇」を改革し、開拓し続ける芸術です。

コーポリアルマイム
舞台芸術学校
https://www.tarinainanika.com/school

コーポリアルマイム、初めて聞いた方もいるでしょう。私もそうでした。野中くんは学生時代はクラウンを学び、現在はコーポリアルマイムに関心が移ってきたそう。

6月月末には公演があり、その創作プロセスでは「自分が何を好きか?」を書き出しながら作り上げているそうです。自分のなかのコンプレックスや問いなどを起点にしながら作品をつくっていると知り、コーポリアルマイムの世界をもっと知ってみたくなりました。とても興味深い世界なのでぜひきいてみてください!

※ちなみに6月末の公演は以下から申し込めます。


コーポリアルマイム舞台芸術学校学年末公演 『PEOPLEPEOPLE』

【内容】
コーポリアルマイム舞台芸術学校フルタイムコース参加者5名によるフィジカルシアターパフォーマンス『PEOPLEPEOPLE(ピーポーピーポー)』。イギリス、中国、日本の役者たちが、それぞれの言語と「カラダ」という人類共通の表現媒体を駆使して個々のアイディアを具体化したオリジナル作品。学者、クラウン、パンク、病人、学生といった個性あふれるキャラクターが、矛盾や不条理の中で自らの「あり方」を探る。

出演:辻本将哉 杉本輝哉 野中知樹 ハリー・ディーン ルーシュン・ダイ
演出:tarinainanika(巣山賢太郎 タニア・コーク)

【公演ページ】
https://www.tarinainanika.com/peoplepeople

【日時】
2024/6/29(土)13:00/17:00
2024/6/30(日)13:00
上演時間:約60分(トーク込み)

【チケット】
1,000円(当日現金払い)

★事前予約必須。ご来場をご希望の方はお早めにご予約下さい。

【ご予約フォーム】
https://forms.gle/WAM5DXdTPRYbF4ZQ9

24/6/15


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