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【イメージを膨らませる #2】気になってるん! 01

制作日記 21/01/16:

本日は〈イメージを膨らませる〉の#2を。
すでに世に出ている素敵なZINEから、学びのエッセンスを抽出して自身のZINEづくりのヒントを得る試みです。

前回〈#1〉

https://note.com/kuutkul/n/n5ea9afff7968

今回はISBNコードがついているので書籍というべきかもしれませんが、spbsのZINEのコーナーで見つけたのでこのまま進めます!

気になってるん! 01 二階堂和美さん
(ループ舎)


・2020年2月発行
・無線綴じ(右)
・70ページ
・全編カラー印刷

・・・・

本書は、ループ舎編集部が気になる人に会いに行きお話を聴く、という企画から生まれた1冊。

気になる人に「会うこと」「話を聴くこと」というシンプルなモチベーションは、(こんなこというとおこがましいのですが)私がいまZINEをつくるモチベーションと重なる部分が大きくあって。

きっと誰にでも心当たりのあるその素直な気持ちを起点に、しっかりと1冊の本が生まれているわけです。なんか勇気もらいます。

1号目は、シンガーソングライターであり、僧侶の二階堂和美さん。余す所なく1冊まるまる二階堂和美さんのことだけで構成されています。

いまつくっているZINEもインタビュー集のため、細かなところも含めて学び取ってやる!(参考にさせていただく!)という気持ちで拝読しました。

学んだことを自分のためにもメモしていきます。

聞き手側の文字数


本書では、聞き手側の言葉が限りなくコンパクトにまとめられているなと思いました。

コンパクトというのはつまり文字数が少ないということです。

インタビューではときに、「聞き手の人しゃべりすぎ」と思うこともあるのですが、本書の聞き手は基本的に、紙面でいうと1行で収まる範囲、長くても2行で質問や相槌を返しています。

実際のインタビューでもそのようにされたのか、それとも編集段階でそうしたのか分かりません。

しかし、その最小限の言葉で二階堂さんのお話はどんどんドライブしていくのですごいなぁと思いました。

例えば、「なるほど」という相槌や相手の言葉を復唱するだけでも、会話が流れていき展開しているんですね。

(二階堂さんはライブのMCでも話が長くなってしまうみたいで、そもそまおしゃべりがお上手な方というのもあります。)

聞き手側の文字量をミニマムにしていることで、インタビューにもリズムが生まれていてするすると読めてしましました。

私もこれからインタビューの文字起こしを進めていくのですが、この点は見習いたいなと思います。

見出しのリズム


リズムでいうと、見出しもいい働きをしています。

「踊って狂って」や「しゃべり歌う」「まだまだ修行中です」とこれもまた必要最小限の見出しがガイドのようについています。

2〜3ページごとに一つあるのもリズムをつくっている。ぼくが作ろうとしているZINEも1人につき6〜8ページあるので、見出しのタイミングは考えないとなぁと思いました。

・・・

本日は以上です!

二階堂さんのお人柄が伝わる読んでほっこりとする一冊でした。
僕はといえば、絶賛インタビュー音源の文字起こし中で、これから編集作業に入っていくのでおおいに参考にさせていただこうと思います!

みなさまもおすすめのZINEがあればぜひ教えてくださいー!

・・・

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