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終わりなきそうめんレシピ探求の旅

鬱陶しいほど蒸し暑い夏。
ちょっと動いただけで汗はだらだら。とてもじゃないけど、ほかほかの白米を食べようなんて気が起こらないなんてことも。
そんなダルダルな時にあると心強いのが、そうめん。

手元にあるととっても助かるのは確か。
しかし盲点といいますか、あると助かるし日持ちするから、お中元で贈りがち。ありがたい限りで贅沢な悩みなんだけど、どでかい箱で来たり、数件から被って頂いてしまったりして、消費しきれる自信がなく茫然としてしまうほどありすぎるのも考え物。

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癇癪を起こすほど暑い昼日中は氷水で冷やしたそうめんが極上のごちそうであるけど、それが続くと、またちゅるちゅるするのかと、それはそれで喉を通らなくなってくる。
上の写真みたいにごはんの代わりにそうめんをつければバランスは取れるものの、食事がそうめんだけでは、薬味をたっぷり用意したところで炭水化物過多、野菜・たんぱく質不足に陥る。
また、そうめんは注意しないと胃を冷やし、水分過多になるのか胃がチャポチャポに。

オーソドックスに氷水にそうめんを浮かべるのもいいけど、上記の懸念材料を踏まえて、そうめんレシピ探求の旅(いろんな食べ方を試してみてアレンジ法を探る)をする夏がまたやってきました。

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●担々麺風そうめん

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レトルトの力をお借りして。
担々麺の素にピーナッツバターを入れ豆乳でのばし、レンチン。
本当ならもっと胡瓜や茹でた葉物野菜を乗せたかったけどこの日はなかったので、薄切りにしたセロリをトッピング。この他にもずくを食べていたかと。
食べる時にタレをかけて、よく混ぜていただきます。
ガンッと脳天をついて吹き上がる辛さが、身体にたまったほてりも一緒にパッと吹き飛ばしてくれそうです。
このレトルトがそのままだと結構な辛さで、やわらげるためにピーナッツバターや豆乳を入れたところ、大正解。コクがたまりません。

●似非麺線

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台湾に旅行した時に出会った麺線がどえらい美味しさだったんですよ。
とろみのあるかつお出汁スープにモツとにゅうめんみたいなくたっとした麺(箸はなくレンゲのみで食べる)が入って、上にはパクチーを乗っけて。ひっきりなしにお客さんが来て、麺線を受け取ったらお好みで味を加えて、照り返しの強い路上でハフハフ言いながら立ち食いするんです。二日酔いにもってこいのファストフードといったところでしょうか。

このためだけにモツを買えず同じ味にはできないけど、なんとか家にあるものでそれっぽいものができないか試行錯誤しました(だから麺線とは似て非なるもの)。
鍋にごま油をひきおろしにんにくとざく切りの玉ねぎ、鶏もも肉や葉物野菜(今回は小松菜を使用)を炒め合わせ、うっすら火が通ったら水を加える。黒きくらげや干しシイタケもどぽんと。沸きそうになったら、出汁パックを破いて中身を投入。ひと煮立ちしたら、そうめんをそのまま入れる。とスープが塩辛くなるのでお湯多めがよいかと。ナンプラーや花椒塩を振って味を調え、器に盛ったら、オイスターソースをひとたらし。できればパクチー……せめて三つ葉を乗っけたかった。
台湾の麺線とは異なるものの、完全な中華でも和風でもなく、これはこれでクセになる味。
ちょっと元気がない時にはこれを食べたくなります。

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出汁パックは、文字通り破いて中身を入れると、カツオの味が強く出る。

●鯖フィレそうめん
気をつけてはいてもこの梅雨らしすぎる気候と湿気で胃がやられたのか、前日の夜に焼いた冷凍の鯖フィレがどうしてももたれそうで入らない。臭いからして受け付けない。
でも鯖に罪はないんで捨てたくない。
なら、そうめんでさっぱりさせたら入るのではないか。滋賀県では焼き鯖そうめんが名物と見たことあるし。食べたことないけど。
という苦肉の策で作った鯖フィレそうめんが意外と当たりでした。

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湯を沸かす→オクラをさささっと湯にくぐらせる→オクラはみじん切りに、鍋にそのままそうめんを投入→器に白だしを入れ、鍋とは別の湯で割る→そうめんを取り出し、冷めない程度に流水で洗う→その間に鍋に鯖フィレを入れ、臭み消し&油抜きのために軽く湯がく→盛り付け。
丁寧にその都度鍋でお湯を沸かしてやれよと言われるかもしれませんが、自分が食べる分には雑でもよし。
とにかく鯖の臭みが軽くなった上に野菜やそうめんがさっぱり洗い流してくれて、断然食べやすい。
本場の焼き鯖そうめんって、どういったものなんでしょうね。

今年挑んだそうめんアレンジはまだこんなもの。
そうめんレシピ探求の旅は、始まったばかり・・・・・・

今年も頑張って夏を乗り切りましょうね。


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