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朗読LIVE 137 温情の裕かな夏目さん(前半)

人の話を聞けるというのは、大変に素晴らしい力だと思う。ただうんうんと聞くのでなく、自分も話す。上品なユーモアを交える、これまた上級である。しかもわざとらしくなく。いったい、どんな会話がなされていたのだろうか。
漱石は気難しいというような談もあるわけだから、この筆者は、話を引っ張り出すのも、お願いするのも上手な人物であったのだろう。
私自身は大概は話し過ぎてしまうという自覚があるので、つくづく、難しいものだと思う。会話は一人でするものではないし、人間合う合わないはもちろんある。八方美人になりたいわけではないけれども、気持ちよく話してもらえるように気をつけたいものだ(気をつけるだけじゃだめなんだけどね…)。


温情の裕かな夏目さん(前半) 内田魯庵

朗読は、35秒過ぎからです。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000165/card1211.html

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