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聖ヴァレンタインデーのちょっとした悲劇

2月14日火曜日。
家族のお手製の、賞味期限が切れそうな板チョコ(フランスのいいやつ)で作られたフルーツとナッツザクザクのチョコバーを、ラップにくるんで会社に持参した。

午前中、小腹が空いたら食べようと思ったが。ふとそこで気がつく。

もしかして今日って一年で一番、自由きままにチョコレート食べにくい日でない?

えー、でも他の人にあげるほど持ってないし、どうしようかなあ。そう思って、休憩室で食べることにした。まだ空いているはず……。

そっとトートバッグに忍ばせて、部屋へ。おっと、そうだほうじ茶買っとこ。
ボタンを押して、さあブレイク。

なのに残念! そこで仕事が入り、チョコはお預け。トートバッグを提げながら一仕事。

小一時間経って、ようやく任務完了。
さー、チョコ食べようっと。
あ、コーヒー飲もうかな、と給茶機で購入。ほかほか。

休憩室には自分一人。
さあ、チョコ、チョコ、チョコ……

あれ。

あれあれ。

……溶・け・て・る・やないかーい!

なんと、トートバッグの中であったかほうじ茶ペットボトルと一緒に入れてたからチョコがとろとろ! ドキッ、フォンデュ状態!

せっかくのフルーツバーが……いと無残……。
後に残されたのはぬるいチョコクリーム。
なんでホットのほうじ茶買ったの? と過去の自分に問いたい。

そんな今年のヴァレンタインデーでした。






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