春なのか梅雨なのか夏なのかわからないので不思議話
さてさて、ここに辿りついた皆様こんにちは。
徒然なるままに書く不定期日記ですが、最近の忙しない寒暖差でしっかり心身やられまくっている私です。
そんな話を書いても仕方ないので、本日も不思議話でございます。
本日の不思議話はご年配の女性が主体です。
毎度の事ですが別に怖い話では無いです。
本当に不思議だなあという感じなので、日常の不思議話という感じになるのでしょうか?
とにかく、全然怖い話ではありません。
暇潰しにどうぞ。
【私の前に現れた人①】
その時は突然きた。
2015年〜16年くらいの時の出来事。
私は1人でショッピングモールに行っていた。
あれこれと色々見た後、時間はお昼頃。
お腹が空いてきたので2階のフードコートのマックに行って1人ご飯をしていた。
小さめの席についてマックのハンバーガーを頬張っていると、どこから来たのか50代か60代くらいの女性が1人マックの列向こうにいて、なぜか目に入った。
その女性も私を見ている。
並んでいる人の最後尾に付くのかなと思っていたら、列を全く気にせず真っ直ぐ私の方に向かって来た。
フラフラとした足取りだったが目はしっかり私にロックオン。
え、こっち来る??と思っている間に私の目の前まで来てスッと手を差し出し
「これあなたにあげる」
とマックのクーポン券を突き出してきた。
?クーポン券??
えーと…今マック食べてるが…。
暫し頭が理解するのに時間かかったが、私は見知らぬ人から何かもらう事はしたくなかったので、丁寧にお断りした。
すると、その女性は「そう」と一言言い、またフラフラとした足取りでどこかに去っていった。
他の人に声かけるでも無く人混みに紛れ見えなくなった。
あの人一体何だったんだろう…。
何で私だけに声掛けたのかさっぱり分からない。
【私の前に現れた人②】
それは突然だった。
私は①の数週間後また同じく1人で同じショッピングモールに遊びに行っていた。
今度は一階の輸入食品屋さん。
私はそこが好きでよく買い物をしていた。
その日もいつものように何か物珍しい物はないかと物色していた。
するといきなり70代くらいの女性に声をかけられた。
「それ、鬼灯よね」
ほえ?いつの間に??
私はいつの間にか隣にいたその人を驚きつつ見た。
確かに私は手に買おうかどうしようか迷っていた鬼灯のシロップ漬けの瓶を手に持っていた。
「そうみたいですね」
まあ、相手は女性だし会話するのもいいかと思って、私はその人と少し会話した。
とても身なりも整っていて、口調もしっかりしているその人は、鬼灯は妊娠中の人は絶対食べたらダメという事を教えてくれたり、先日お孫さんと一緒に鬼灯を取った話をしてくれたりして至極楽しそうだった。
私の祖父祖母は両親とも早く亡くなっているのでおばあちゃんがいたらこんな感じなのかなと、少し感慨深くお話をさせてもらった。
暫しの会話後、私は折角なのでそのシロップを購入。
女性も他の品物をレジで購入して「それじゃ」と去っていった。
この方はしっかりレジで買い物をしていたので別に不思議ではないんだけど、同じ月に何度もこういう年代の女性に話しかけられるなんて事が無かったので「こんな事もあるんだ、不思議だな」と思ったのでした。
【私の前に現れた人③】
②から半年くらい後、また同じショッピングモール。
また私1人の時。
服を買おうとお気に入りの服屋さんにいった時の事だった。
冬物のセーターを買おうと思って店内を練り歩き、一つ良いセーターを見つけた。
でも色が二種類ある。
どっちがいいかなと悩んでいた時の事。
私がセーターを当てて具合を見ていると急に話しかけられた。
「その色綺麗ねえ」
ふと見るとどこから来たのか隣に70代〜80代くらいの杖をついた女性がいた。
え?いつの間に???
私は流石にその時は不思議だった。
え、また??
1人で買い物に来ているお客さんは他にもいるのに、何故私??
そしていつから隣に??
と思いながら「そうですね」と返した。
その人は「そっちのもう一つの色もいいわね」と私に言うので私も「そうですね、どっちも良いので迷ってます」と会話した。
「どっちもあなたに似合ってるわよ」と穏やかな感じ。
私はそうか、似合ってるのかと素直に受け取った。
私は「この人ももしかしたら先日の人のようにお孫さんとか娘さんがいて、その人と私を重ねているのかもしれない。」
そう会話しながら思った。
しばらくぽつりぽつり会話をした後、切れ目の良いところで「じゃあこれ買って来ます」と言って私はレジに向かった。
服を買って店を出てすぐの所に長椅子があって、そこにさっきの女性が黙ってお店を眺めながら座っていた。
私は仕草で紙袋をちょこっと上げて心で
「これ買いました、それじゃ」
と女性に目で言った後会釈をしたら、女性も
「そう、良かったわね、それじゃ」
と言うような感じで会釈を返してくれた。
私は本当に不思議だった。
この短期間にこんな事ってあるんだ…。
毎度声掛けられて思うけど、他にも1人の人がいくらでもいたのに何で私なんだろうか?
謎だ…。
と思いながら家路に着いた。
・・・・・・
というお話です。
その後何があるとかは一切無いんだけど、とにかくぎゅっと凝縮された期間に立て続けにその年代の女性が話しかけてきたという、不思議なご縁だったなという思い出でした。
因みに3人とも別の人です。
何だったんだろうか、あの期間は。
その他にも①の前にも同じモールの他の服屋さんで50代くらいの女性2人に話かけられている。
その時は不思議なことでも何でも無かったけど、男性の気持ちが少し分かるような経験をしたので、それはそれとしてまた日記に改めて書こうと思います。
ご年配の女性に縁があった時期の話でした。
読んで頂きありがとうございます。
それでは、また。
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