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2023年と今までの部活人生を振り返って

皆さんこんにちは。
京大硬式テニス部三回生の土井です。

2023年もあっという間に終わりですね。書いている頃は年末なのですがこのnoteが公開されるのは年明けになるそうです。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、今回は主将として一年の振り返りということでお題をもらいました。

具体的な話は冬オフに入る前の最後の集合で話したので(勿論、このnoteを読んでくださっている現役部員以外の方もいらっしゃるかと思いますが、尚更具体的な話をする場では無いと思いましたので)、少しぼんやりとした話をします。

僕が主将として大事にしたいことの一つに対抗戦(団体戦とも言いますが)での雰囲気があります。

今年度の七大戦は僕が今まで経験した中で最高の雰囲気だったと感じています。レギュラーの方や応援の人達の熱量が今までにないぐらい同じレベルに近づいていました。連日の試合であったことや、毎日同じ宿に泊まり同じ動きをしていたこと、四回生の方々が全体を引っ張っていって下さっていたこと、何より試合に勝てていたことなど、様々な要因があると思いますが、とにかく僕の中で最も理想的な状態に近い対抗戦でした。

あれから四回生の方々が引退され、人数も少なくなってから良い雰囲気で対抗戦に臨みたいと色々決めてみたり、集合で言うべきことはしっかりと言うようにしたりと頑張っていますが、まだあの熱気には及ばないと感じています。勿論、積極的に声を出してくれている人もいます。しかし全体的な意識を高いレベルで保つことが出来ないとチームの状態というのは悪い方へ流れていってしまうと思います。

誰もが誰もチームのためにという精神を持っているとは思いません。むしろテニスという個人競技を長くやって来ている以上、競技面ではそのような利他的精神を持ち合わせている人の方が少ないのが普通だと思います。

僕個人の考えとしてはそのような人に価値観の押しつけをしたいとは思いません。しかし体育会という組織で活動している以上、最低限全員が持ち合わせているべき何かはあると思います。勝利への執念だとか、規律だとか、見る角度によって色々な名前を付けられますが確かにそれを全員が共有してなくてはならないと思います。

このような言い方をしていると今のチームの状態に不満しかないみたいになっていますが、そんなことはありません。年々感じていることですが、個々人のレベルは非常に高くなってきていると思います。特に一回生の成長は目を見張るものがあり、僕自身も良い刺激を貰っています。

長々となりましたが、一番に考えていることは良い形で次の代に繋ぎたいということ。もしかしたら要らないお世話だとか、全く方針に反してるかもしれませんが僕たちの最善を代替わりまでのあと五ヶ月尽くし切りたいと思います。

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さて、これで終わりという訳ではありません。画面で長い文章を読むのは疲れるかと思うのでここらで正月らしくお雑煮でも食べて休憩してから次に進まれるといいんじゃないでしょうか。僕はぜんざいが大好きです。沢山食べてぶくぶくと太ってやります。

ここからは僕個人の話です。というのも、どうやら僕がnoteを書くのは今回が最後のようだからです。僕は主将の立場からnoteを書くととてつもなく置きにいったおもんない文章になる(某部員談)なので、それも加味して主将として僕が考えていることをありのままに上では述べましたが、僕の書きたいことも書きます。

主将としては一年間の振り返りをしましたが、ここからは僕の今までの部活人生をざっくり振り返ってみます。

この部活に入ってからあっという間に二年と八ヶ月程が経ちました。入部してからの日々を振り返ってみると、今自分がいる場所までぐにゃぐにゃの回り道をしてやってきたなと感じます。

一回生の頃の僕は同期の赤地君曰く尖ってたらしいです。自覚はありませんでした。テニス強くなりたいって思って部活に入ったらみんな強くて勝てなくて悔しくて病んだり暴れたりしてましたが。もうむちゃくちゃでした。自分才能ねぇーって言ったらみんなに無いやろって普通に言われて逆に冷静になれました。死ぬほど練習しないと強くなれないと思って授業切って一日何時間もやろうとしたらあっさり限界が来て体調崩して部室の二階で寝てたこともあります。

二回生になっても迷走してばかりでした。先輩方の怪我などで出して頂いた東大戦では死ぬほど緊張するところで回ってきて、負けてしまってぎゃーぎゃー泣きました。悔しくて悔しくて、もっと強くならないとって思いましたがそんなに直ぐに強くなれず、プレースタイルも迷いに迷って迷走しまくってレギュラーに入れず負けまくってました。

二回生の半ばに主将になることが決まったのですが、当時は具体的に何をしたらいいのか分からず右往左往してました。

三回生になる前の新進で勝てねぇーってなって、やけくそで選んだ回りこみバックハンドとかいう逆張り戦法がちょっとはまって勝てたりして。東大戦勝つぞーって思ってたのにまた負けました。

うわーってなって落ち込んでるまもなく主将になって。重圧とか、しっかりしなきゃって思ってたらテニスの調子はどんどん右肩下がりで病みました。あと就活もしないといけないらしくて、もうぐっちゃぐちゃでした。自分はそんなに器用じゃないタイプなのに、あれこれ抱え込みすぎました。ということは七大戦の初戦の前に某中村くんが僕の話を聞いてくれて気づきました。今度飲み行きましょう。

上手いこと上がらないまま四回生の方々が引退されてしまいました。情けない姿ばかり見せて終わってしまいすごく悲しかったです。

その後はOBさんに頂いたアドバイスが自分にとてもはまって少し強くなれた気がします。九大戦、名大戦と単複勝ててとても良かったです。ペア組んでくれた二人はありがとうございました。

そんなこんなでお世辞にも上手く行っていると言えない僕の部活人生ですが、最近ひとつの気づきを得ました。それは、回り道するのは当たり前だということです。

プレースタイルひとつ取っても、僕は本当に色々やってきました。めちゃくちゃ打ち込んでみたり、ロブ上げまくってみたり、ライジング多めにしてみたり、フォアスライスしてみたり、バックで回り込んでみたり。

今のプレースタイルはOBさんのアドバイスを参考にバッククロスを軸に守りつつ…みたいな感じですが、初めからこれを選べて今の結果を出せていたかと言われれば何だか違う気がします。

色々やってみて、あーでもないこーでもないってなって、色々アドバイスもらって試してみて。筋トレしてみたりご飯たくさん食べようとしてみたり。あれこれ考えたからこそ、ハマるべきところに上手いことハマったような気がします。

強くなるって言う自分の漠然としたゴールに向かって、自分の現在地がどこかよく分からないけど手探りで道を探して進む…って、こう言うとなんかいい感じですか。とにかく、物凄い回り道をしてきました。

でも大事なのは自分が選んだその道で全力を尽くすことだと思います。僕はもうめちゃくちゃで、苦しくてもがきまくってきましたがその場その場で結構全力ではあったと思います。だって最後の最後までその道が正解かなんて分からないんですから合ってるって根拠の無い自信を持って頑張るしかないって思います。

だから今も色々試してみてます。オフ期間なのをいい事にやりたい放題です。めっちゃスライス練習してみたり、フォアフルスイングしてみたり。サーブアンドボレーもリズム変えるためにたまにやりたいので練習してます。

でもやっぱり色々やるのって楽しいです。試行錯誤みたいなのが結構性に合ってる気がします。一回生の頃はとにかく最短経路を探したくて、これって決めたやつをめちゃくちゃやりこまないと行けないって思ってました。

勿論、ある程度の軸は大事ですが一貫性を持つことにそこまで拘ることはあまり意味がなかったなと思ってます。というのも色々あって気づけたことです。

勝てなくて苦しんでたり、色々悩んでる部員もいると思います。はたまた、そもそも勝つことに拘りきれないなんてこともあると思います。人それぞれです。部活なんて良い時も悪い時もあります。

僕だってそれぞれの選ぶ道が果たして正解なのかなんで全く分からないです。でもそこでとにかく後悔しないように頑張ってたらそのうち、少しだけマシなところに出れてました。苦しいもんは苦しいし、もうやだーってなる時もありますがそんな中でもある程度頑張るための心構えみたいなものを僕はこの部活で学びました。

泣いても笑ってもあと九ヶ月。どんな形でこの部活に貢献できるのかは分かりませんがやれることをそれが正解だと信じてやりきっていこうと思います。

あと少し、皆さんよろしくお願いします。

最後に一つだけ。皆さん暇だったらどんどんテニスしましょう。忙しい人は少しだけでも呼んでくれたら喜んで相手させて頂きます。

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