「趣味」と「スニーカー」
長年続けていることや好きなものはあるけれど、その界隈では雲の上の人がいすぎて、堂々と「趣味だ」と言える自信がないものがあるのではないでしょうか。
かく言う私もその1人です。
読書やバスケも好きで続けているので上記にあたりますが、今回はスニーカーについて書こうかと。
そもそもスニーカー好きを自覚したのは確か今から2年程前。
YouTubeを見ていて、気がついたらスニーカー紹介や靴のウンチクの動画を一日中見ていた時。
それと、出かけるときにどのスニーカーを履こうかいつもワクワクしているのに気づいた時です。
自覚した時の「自己理解が深まった感」のなんとも言えない感覚は今でも覚えています。
思わぬところでアラサー会社員の自己理解が深まった瞬間です。
しかし厄介なことに、一足履き潰れる前に新しいスニーカーをついつい買ってしまうので、数は一向に減らず増えていくばかり。
気がつけば自宅の下駄箱に靴がどんどん増えていく……
しかし下駄箱の広さは限界がある。
一足増えるたび、別の一足を処分すべきか無理矢理下駄箱に突っ込むか辛い決断を迫られます。
現在、我が家の下駄箱には革靴を含め、20足弱の靴達が入っています。
世の中の平均よりは多い気がしますが、コレクターを名乗るほどの数でもないので、このあたりの微妙さが「趣味だ」と胸を張れないポイントですね。
ちなみに買い物に行った時は欠かさず靴屋には立ち寄ります。
欲しいものが無くてもとりあえず入ります。
吸い込まれるという表現の方が正しいのでしょうか?
なんなら靴屋に住めるのではないかと思っています。
きっと私はスニーカーを眺めているだけで心が満たされていくのでしょう。
明確な理由はなくても、なんとなく自覚したものでも、上には上がいる世界でも、
好きだと思えたのならきっとそれはあなたの趣味。
「誰かに否定されるかも、バカにされるかも」を恐れる必要はない。
合理性だの利益だのを度外視して、心が反応してしまう人間くささを認めることが趣味を宣言する第一歩なのかもしれません。
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