見出し画像

人助けって難しい

人助けするのって結構難しいですよね。
こんにちは!くつばこ+のせんです。ドラマ『ミステリと言う勿れ』、始まりましたね!(もう第2話まで放送されましたが)原作を最新刊まで読んでもなお、第1巻の第1話が一番好きなんですが、ドラマでもとっても面白く描かれていました。今後も楽しみです!(たくがおすすめnoteを書いているので良かったら読んでみてくださいね)

☆世界人助け指数

昨日のnoteで紹介した新聞記事の中に、「世界人助け指数」というものがありました。これはイギリスの慈善機関であるチャリティーズ・エイド財団が毎年発表しているもので、

「この1ヶ月の間に、見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」
「この1ヶ月の間に寄付をしたか」
「この1ヶ月の間にボランティアをしたか」

という3つの項目について、世界各国で行われたインタビューをベースに国の寛容度を採点し、報告書を出しています。このランキング、日本は何位なんでしょうか。ヤフーニュースの記事を見ると、2020年は114ヵ国に調査が行われ、人助けランキング:114位(最下位)、寄付ランキング:107位、ボランティアランキング:91位、総合ランキングも残念ながら、最下位。それも、他国の指数に大差をつけての最下位だといいます。報告書ではその理由として、「日本は歴史的に先進国としてはめずらしいほど市民団体が少なく、チャリティーの規則は複雑で、国の対策に対する期待が高い」と指摘されています。

☆手を差し伸べるにも勇気がいる国?

記事では市民団体が少ないこと、国に頼っていることが最下位の要因ではないかとありましたが、日本の“空気”も大きく関係しているのではと思います。たとえば有名人がどこかに寄付をしたり支援したりすると「売名行為」と言われたり、ボランティアに対して「偽善だ」とか「いい子ぶってる」とか言われたり。純粋に誰かの役に立ちたいだけなのに、どうしても何か裏があるのではないかと勘ぐられてしまう。「寄付やボランティアには裏がある」と思ってしまう理由、これもまた人助けをしにくくさせてしまっている大きな背景にありそうです。

☆でも人の役に立ちたいという気持ちはある

ランキングを見ると、日本は“優しくない国”のように見えてしまいますが、「人の役助けになりたいと思っている人の割合は少なくない、」というデータもあるそうです。手助けしたいという気持ちはあるものの、方法がわからない、声をかけにくい、世間の人助けに対する目線が冷たくてやりにくい‥などなど、躊躇する要因がたくさんあるのだと思います。

日本は、他人に迷惑をかけてはいけないという風潮が強くある気がします。でも、生きていれば誰かに迷惑をかけるのは当たり前。助ける・助けられるのハードルがもう少し下がると、みんなが今よりほんのちょっと、生きやすくなるのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?