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電話のリレー?

こんにちは、くつばこ+のうたです。試験が終りました。多分単位は取れたと思うので、良かったです笑。
今日はTwitterで見かけた「電話リレーサービス」について取り上げたいと思います。

☆さっくりと説明

電話リレーサービスとは、聴覚に障害がある人とない人が電話越しに電話するときに使えるサービスです。聴覚に障害がある人にとっては、音声電話は厳しいです。聴覚に障害がある人同士では、ビデオ通話とかで手話を使ってコミュニケーションをとったりするみたいです。2013年から日本財団がはじめ、2019年には10500人もの利用者を獲得することができるようになりました。

☆できたきっかけ

できたきっかけの一つに、東日本大震災があるそうです。東日本大震災の時に、聴覚障害者が平常時以上に情報弱者であることを知ったそうです。震災時では使われやすいラジオ。ラジオには「明日○○でガソリンが販売される」といった行政からの情報、災害ニュースが流れています。しかし、それを聴覚障害者のある人は聞こえません。ここから圧倒的な情報格差が生まれている。だから、電話リレーサービスを開始するに至ったそうです。(と日本財団のHPに書いてありましたが、少し話の飛躍があるような気もしなくもないです)2013年に開始すると500人ずつ募集を掛けたところ、応募が殺到し、すぐに枠が埋まるといった状況でした。

☆利用シーン

利用のされ方としては、知り合いの人との会話に使うというよりは、病院などの予約などに使われているそうです。今までは病院などの予約は、病院に実際に行かないと予約ができないといった状況だった人も、電話リレーサービスによって電話一本で済むようになったみたいです。もちろん、利用シーンの制限はないようなので、知り合いとのたわいのない会話に使うのも問題ないと思います。

☆公共サービス化?

電話リレーサービスが公共サービスとして提供されていないのは、G7のなかでも日本だけだそうです。しかし、2020年に「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法」が成立し、公共サービスとして2021年度に開始されるようです。サービスの改善というよりは、寄付などが予算の一部だったのが、皆さんの携帯電話料金から一律で徴収されたお金で行われるようになるものです。これによって、寄付などの不安定な財源ではなく、ユニバーサル料として通話料金に入ってくるので、安定したサービスになると思います。

個人的には、銀行とかに行ったときに、電話越しで通訳してくれると便利そうだなと思いました。聴覚障害者の中でも日本手話しか話せず、書記日本語が苦手な人には便利そうじゃないですか?

参考文献


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