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ジェンダー不平等が起こるわけ

今日で3日目、うたとりこの報道ステーションのCM炎上について語ります。後半はジェンダー不平等が起こるわけを探っていきます。もちろん、うたとりこの持論ですけどね。

☆挽回の一手を提案

りこ で、私、ここをカギに、報道ステーションのCM挽回のチャンスがあるんじゃないかと思ってて。というか、私が制作者なら、ここからもう1本CM作りたいの。全くおんなじセリフを、若い男性に言わせたバージョン。

うた チャレンジングだね。

りこ そうするとどうなるかというと、「男性が化粧水って変じゃない?」っていう感想を持つ人が増えて、「ほら、あなたの心の中にもジェンダー的偏見があるでしょ」っていうメッセージ。どう?

うた それは、かなり高度な気もするけど、僕は好き。なんなら授業展開として見習いたいくらい。学芸大学に進学しなかったから、先生になることはないけど笑。

りこ 報道ステーションさん、お仕事待ってます。挽回のチャンスですよ。まあ、若い男性にしちゃうと、「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかって今、スローガン的に掲げてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」が大大大爆弾になるんですけどね。後ろに「2040年」のカレンダーでも置いて、将来ってことにして中和します。

うた そうだね。まあ、そのままも悪くないって思ったけど、それは僕自身が肯定的だからだね、CMに元々。同じ失敗を繰り返すのは微妙だもんね。

りこ ん、それだけじゃなくて。「当事者」っていう視点が抜けちゃうから、男の人が言った方がたたかれると思うよ。言い方によるけど。

うた 確かに。うたがよく言ってるやつだね。当事者以外が言うと危ないっていうのは。

☆りこもやっと感じ始めたジェンダー不平等

りこ 今回の炎上も、たぶんだけど、ジェンダー的不利益を被ってきた、すでに社会に出てる女性が怒りの中心だと思うの。私は正直当事者じゃない。別に不利益被ってないから。で、厄介なのは、私みたいな、環境のおかげでたいしてジェンダー不利益被ってない世代が、「私は女性ですが、このCMは好きです」とか書いちゃうと、「女性だって怒ってないんだぞ!」ってなっちゃうんだよね。

うた なるほど。確かに。

りこ 最近になってやっと、社会のジェンダー不平等を感じはじめたよ私。

うた 例えば?

りこ 50歳を過ぎた男性が大半の集団で活動することがあるんだけどさ、そこで今までに言われた違和感あるセリフは、「事務は女の子」「アナウンスは女の子の声がいいなぁ」「(開店前のお店に頼み込んで入れてもらおうとして)女の子の方がウケがいいから行ってくれる?」うわぁ、って思ったね。たいていはあるおじさんが助けてくれるんだけど。

うた まあ、言う人の気持ちもわかる。逆に男性的には、女性なら許されやすい、特に若いと。これは感じるのよね。ある意味不利益を感じた経験をもとに言ってる。

りこ まじできもいよねそれ。それで許されてもばれてるし、何もうれしくねえ!と思ってる。

☆ジェンダー不平等の起こるわけ

うた これは男性中心の世界だったからよね。逆に若い男性はおばちゃんキラーになったりもするから。結局、動物と根本的には一緒で、異性にはいい顔したいの。

りこ そうだよねぇ。レディーファースト理論も嫌いなんだけどさ、でもこれは私が周りより「女の子扱いされたくない」が強いからだろうし。主張が客観的ではないんだよね。

うた そうだね笑。

りこ 全女性が「女の子扱いされたくない」だったら話は早いのに、「女の子扱いされたい」人もいるから、ジェンダー平等とか、フェミニズムが自分勝手論だと思われるのかな。

うた そうそう。女性なんて大きな主語は使っちゃダメなのね、結局。フェミニズムは女の子扱いっていう、少なくともぱっと見では有利なところを残して、不利益だけ排除に見えちゃう。

りこ もう全部全部なくしちゃえばいいのに笑 「女の子扱い」概念を残しつつ、「女性を見下さない」って可能なのかな笑

うた うーん。子孫の残し方を変えないと無理かもね笑

☆結局りこはジェンダー不平等の当事者ではない

りこ いやでもさ、昔の「男の子扱い」の中でも、「男をたてる」って概念は、なくせてる気がするんだけど。

うた 極端に男性に有利なことは無くせてるかもね。でも、「泣かない」とか「身体を動かすのが好き」みたいなのは残ってるよね。

りこ わかった、「女の子扱い」の中にも、色々な要素があるはずで、根本的に恋愛対象だと認識する(女の子として扱う)上で、「女性だからと優しくする」っていうところだけを、排除することはできるのかな。生活の中で、利害的対等関係に無い部分。
今うたが言った「泣かない」とか、「体を動かすのが好き」は、どっちも「男が女を守る(男をたてなきゃいけない、女にやさしくしなきゃいけない)」の派生的な要素だと思うんだけど。

うた なるほど、言われてみるとそうだね。身体の作りが違うっていうのはあるからなぁ…まあ、全体としてくくるんじゃなくて、個人を見るのは大事だと思うんだけど。

りこ そりゃそうだ。this is me。わたしがうたをたてることないし。たてる、って、漢字何?建てる?立てるだ。なんだ、立てられないと立てないのか?人形か?

うた 煽るね。まあ、りこを立てる事のほうがまだありそう。

りこ 否定できない。まあそういうことだから、私はジェンダー平等の当事者ではないのよ、まだ。今後はわからないけどね。

☆同姓は敵

うた そうだね。ちょっと戻ると、恋愛対象だと認識しちゃうと、いい顔したいから、優しくするを無くすのは難しそうよね。気に入られたいからやってることってことだもん。

りこ だったら、性別と関係なく、人類みんなにやさしくしよう。

うた 男性は恋愛にとって対決相手だから笑。敵なの、多分。

りこ うおおその考え方初めて知った。面白い。確かにそうなのか。こういうの、くつばこやってて面白いタイミングだよね笑

うた そうね、noteって書いてると実は自分自身が発見することあるからね。で、この考えが多分根本の部分にあるから、ジェンダー問題の解決はかなり難しいの。異性は媚びる対象だし、同性は敵。

りこ 面白い。そんな考え方したことなかった。同性は敵なのか。

うた まあ、個人的にはあまり恋愛してないから強く意識しないけど、やっぱり本能的なところに刻み込まれてるんじゃないかな。


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