社会的養護とは?

今日はくつばこ+では少し珍しい、社会的養護の話をしようと思います。
こんにちは!くつばこ+のせんです。最近6点入力ソフトを入れて、指点字入力をがんばっています。このnoteも指点字で書き始めました。さあ、最後まで貫き通せるでしょうか?

☆社会的養護とは?

みなさん「社会的養護」という言葉を聞いたことありますか?多くの人にとってはあまり馴染みのない言葉かなと思います。厚労省の文書にある言葉をそのまま載せると、
保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うこと
言葉の通り、社会で子どもを育てることです。ではどんな子どもを育てるのか?近年のニュースを見ていると、虐待のイメージが強いと思います。数としてはイメージ通り虐待による社会的養護が圧倒的に多いですが、中には親との死別、親の病気や障害、極度の貧困、非行などで保護される子どもも一定数います。

☆社会的養護の方法

社会的養護には、大きく分けて2つの方法があります。
ひとつは施設養護。社会的養護施設と言われる施設(児童養護施設など)で子どもを養育します。様々な子どもたちが同じ建物で生活を共にする形で、イメージとしては寮に近い感じなのかなと。最近はできる限り家庭に近い環境で子どもを育てようと、小規模化する施設が増えているそうです。
もうひとつは家庭養護。里親など、“親と子ども”に近い関係性の中で、家庭環境を重視して子どもの養育を行います。施設とは異なり、特定の大人が常にそばにいて自分に100の愛情を注いでもらうことで、愛着関係をより強く築けることが期待されています。

☆いろいろな施設

施設や里親にはいろいろな種類があります。まずは施設編。
「施設」と聞いてみなさん思い浮かべるのは、児童養護施設や乳児院ではないでしょうか。児童養護施設は2歳から18歳の子どもを、乳児院は2歳までの子どもを育てる施設で、施設養護の中の大部分を占めます。厚労省の調査によると、児童養護施設入所児のうち虐待を受けた子どもは53.4%、何らかの障害を持つ子どもが23.4%と増加傾向にあり、専門的なケアの必要性がより増しています。

この他にも、犯罪などの不良行為をしたりする恐れがある子どもや、家庭環境等から生活指導を必要とする子どもを支援する児童自立支援施設
心理的問題を抱え、日常生活に大きな支障をきたしている子どもに、医療的な観点で生活を支援する児童心理治療施設
18歳未満の子どもを養育している母子家庭、または何かの事情で離婚の届け出ができないなど母子家庭の女性が、子どもと一緒に利用できる母子生活支援施設
施設を退所した20歳未満の子どもに、住居を提供したり相談にのったり、日常生活や就業の支援などを行う自立援助ホーム
実はこんなにも種類があるんです。それぞれの施設にそれぞれの専門職がいて、子どもたちをサポートしています。

引用・参考文献
社会的養護総合情報サイト チャボナビ

https://chabonavi.jp/column/2?gclid=CjwKCAjw4qCKBhAVEiwAkTYsPIpiSAkqNS3HBkv7JwuWOnKKCIyDXVsz7gvFfF7dxu116UuLfx1UnxoCwOUQAvDBwE

厚労省 社会的養護

施設紹介をして終わりという中途半端なところで終わってしまいましたが、長くなってしまったので続きはまたにします。
次回は里親の種類と、社会的養護の課題について書こうと思っています。少し慣れない話が続くかもしれませんが、おつきあいいただけたら嬉しいです。

ちなみに、最後まで指点字入力で頑張りました。(どこかから「はあ?」という声が聞こえてきそう・・・)


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