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情報保障のない大学へ進学?

☆はじめに

 くつばこのあいです!!!私は重度の聴覚障害者で耳が聞こえません。補聴器を外したら、太鼓の音や車の音やバイクの音が体中に伝わってくるだけで、他の音は一切聞こえません。補聴器をつけるとある程度の音は聞こえますが、なんて言ってるかは人によって聞こえたり聞こえなかったりします。普段の読み取りでは、辞書のように沢山の引き出しがあって、そこから相手の口の形と合っているものを選んで文章化することで、相手とコミュニケーションがしています。

☆情報保障のない大学に決めた

 その為、いきなり聴者の大学に行くとなると不安が募るので、高校1年生の時から、障がい学生支援が整っており情報保障も完璧である、日本大学に行くことを強く希望していました。
 しかし、日本大学とは違う、とある大学のオープンキャンパスに参加したところ、数ある魅力に惹かれたのです。「家が近い」「マンツーマン制度有り」「学費が安い」「資格講座を無料で受けられる」「就職支援がすごい」などの魅力です。高校までは約2時間もかけて登校したということもあり、「家が近い」は最高の条件でした。ところが、とある大学には最高級のデメリットがありました。それは「情報保障がない」ことです。聴覚障害者である私にとっては一番辛い決断でした。何度も母と相談して何度考えた結果、情報保障のない大学に決めました。

☆なぜ情報保障のない大学に?

 最終的に決断したのは、大学から「情報保障制度を整えるようにします」と言われたことです。また、色んな大学に情報保障制度があることから、私の大学にも情報保障制度を作って、次に入ってくる聴覚障害者の後輩のために自分が頑張らねば!っていう、ヒーロー気取りになってしまったこともあります。

☆現状…

 やはり、完璧の情報保障は難しいらしく「JV2T」というアプリを使って授業を受けています。中には、先生が音声認識機能を使ってZOOMに出してくださる授業もあります。他大学はGoogleドキュメントを使ったり、他の生徒が情報保障したりするとよく聞きますが、私の大学にはそういったものがありません。では対面の時にどうしているかというと、私の友達にお願いしてノートテイクしてもらっています。正直言うと、対面のほうが全ての授業でノートテイクしてもらえます。オンラインとなると、友達はパソコンテイクに慣れていないということもあり、大事な情報しか得ることができません(´;ω;`)

☆情報保障がなくても…

 確かに情報保障はなくても、ある程度授業内容は分かります。多分こういってんだろうな~という憶測でやることが多いですが…。

☆でも楽しいヨ

 実際は楽しいよ。友達が増えるもんね。「情報保障してくださいますか…?」って頼んでOKしてくれる友達は絶対いい人ってことがわかるので!授業は大事だけれど、友達と一緒に受ける授業は楽しいネ🎵

以上!あいでした~!長くなってごめんなさい🙇
またお会いしましょう~~~~!!!🎵

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