コラム8 ネットで創作物を公開したいけど誹謗中傷がコワイという人にオススメの方法
こんにちは。九灯兄妹の妹のほう、小膳です。
インターネットで小説を公開したいけど、誹謗中傷がコワイ……そんなあなたにオススメしたいのが、今回紹介する創作用の人格、ドッペルくんを作る方法です。
創作用人格を作ろう
要するにネット上で別人になりきって公開すればいいんです。
SNSで垢を作り、ペンネームとおおまかなプロフィールを決めましょう。
とりあえず「ドッペルくん」と名付けますけど、この人が小説を書いてネットで公開しているということにしましょう。
覆面作家みたいなものですね。
これにどんな利点があるのかということを説明する前に、ネット上で感想をもらうということについて少し書きましょう。
ネットで作品を公開するとストレスがメチャクチャ溜まる
わたしは以前、ネット上で小説を公開して感想を募っていたことがあります。
まともな感想をくれる人ももちろんいましたけど、それをはるかに上回ってものすっっっごく多いのが「マウントを取りたいだけの人」。
「拳銃はこんな撃ち方はできない」「コーヒーはこんな淹れ方しない」「この場面でこれはマナー違反」「常識がわかってない」……
知識を見せびらかして「俺はお前より頭がいい」「俺はお前より社会のことをよく分かってる」ということをアピールして悦に入りたい、そのためだけに感想を送ってくる人がいっぱいいるんです。
もうひとつ多いのが作者の人格を攻撃してくる人。
「作者は低学歴だからわからない」「日本人じゃない、こいつは○○国人だ、女だ、底辺だ」など作品内容とは無関係な中傷をしてくる人ですね。
難しいのはこれらがゴッチャになってる場合がままあるということ。
言っている意見はまともだけどマウントを取ってくる、作者の人格を攻撃してくるといった感想がけっこうあるんです。
こういうのを見ているうちに、どの部分を受け入れてどの部分を無視すべきかわからなくなり、ものすごくストレスが溜まってきます。
ドッペルくんフィルターを通そう!
ここでドッペルくんの出番です。
公開した作品をどれほどけなされようがバカにされようが、それはみんなドッペルくんが言われていることだと思えばいいんです。
作者自身は、
「ふーん、ドッペルくんに伝えとくわ」
とまったくの他人事のようにスルーしてメンタルを守れる上、有用な意見だけを見分けてすくい上げることができるんです。
ネット上には確かな見識を持っている人もいっぱいいて、厳しくもまっとうな意見をもらうこともあります。
でもそういうのって、作品を否定された気がしてなかなか素直に受け入れられないじゃないですか?
そんなときも「だってさ、ドッペルくん。まあわたしもちょっとは正しいと思うよ」と、客観的な眼で見ることができます。
いずれもドッペルくんに伝えるという過程で感情が冷却されるわけですね。
終わりに
さあ、実はずっと前からBL小説を書いてみたかったというあなた!
ドッペルくんを通じて秘めたる性癖を爆発させましょう。
彼がいれば恐れるものなど何もありません。
……イベントとかで実際に人と会うことになったらどうすればいいかって?
着ぐるみでも着ていってください。
(小膳)
ほんの5000兆円でいいんです。