夏目漱石:こころ

夏目漱石のこころが集英社文庫から出ていたので読んでみました! 

いまだとKindleで無料なので是非どうぞ。

この作品は漱石の代表作である「吾輩は猫である」よりも文体がまだ崩れており読みやすい文体となっておりストーリーとしても一貫性があるため面白いです。

あらすじとしては主人公である「私」が「先生」と言う人物と出会い徐々に惹かれていくが誰にでも対して他人行儀な先生に暗い影を感じ先生の過去を追おうとするが断られある日突然「私」の家に先生が残した遺書が届く。というストーリーです。

この作品に対して私が抱いたものは、生きるというのは難しくまた苦悩の連続なんだなというものでまさに「生きていく」ってこういうことなんだと思いました。

この作品では様々な人間関係が存在しそこからストーリーが派生していきます。

例えば、私と家族、私と先生、そして先生目線では、先生と家族、先生と奥さん、先生と親友というような関係がありそこには、様々な問題や関係が孕んでいます。

この本はものすごい先生の感情が頭の中でイメージしやすい作品でした。そして、この本の主題としては恋愛感情からくる人間関係のもつれがテーマになってるのではないかと考察してこの物語の登場人物である先生も言っている通り「恋愛は罪」という言葉は深いなと思いました。 

個人的には吾輩は猫であるよりもこっちの方が私は好きでした笑

夏目漱石作品をとりあえず読みたいという人に超絶オススメしたい作品です!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?