さびしくない街とか。
ちょっと前の記事で生まれ育った街の事書いたけど、その街の一駅隣は県内で少し知られてる繁華街になってる。
子供の頃は子供だけで行ってはいけないって言われるような街で「チーマー」とかが流行ってた。
友達と行きつけのゲーセンがあってそこで遊んでたりしてて全然言いつけ守ってなかったけど。
長崎屋とか丸井とかビブレ(ダックシティ)とか、ミラノ座スバル座って映画館があって友達とドラえもんの西遊記見たり、親とバックトゥザーフューチャー3見た気がする。
赤い風船って大きいレジャー施設ビルがあって、ある日母と姉と3人で家出した時はそこのカラオケで朝まで過ごした事もあった。ボウリングが併設されてて、その日深夜にどう見ても堅気っぽくないファミリーがボウリングしてたのを覚えてる。
そういえば中学校卒業の時のクラスの打ち上げもそこでした。
それから10年近く経ってからその街に仕事の都合で住む事になった。職場から歩いて3分くらいの所で何かあれば朝から晩まで呼ばれてた。
ついでに少し歩いてみたんだけど、あの街に住んでた頃、寂しいなんて思った事一度もなかったなって思った。寂しいどころか毎日楽しかったよなって。
学生街でもあって安い居酒屋多くて歩いてた若い人達みんな楽しそうだった。あの頃、あんなだったなーって。
メンヘラ彼女と付き合う前にはじめて食べたラーメン屋は屋号変わってたな。彼女無理して食べてて手震えてたから、無理しないでいいよって彼女の分まで食べた。
店入る前に職場の常連と遭遇して「チーフ奢りますよ」「いやいいっすよ」で押し問答した。
そんな小さな事忘れてたのに急に思い出したな。
さびしくない街ってタイトルにしたけどさびしいかどうかって街の問題じゃなくて自分の問題なんだよなって当たり前の結論に達してしまった。
さびしいって感情、実はよく分かってなくて、でももしかしたら俺がずっと感じてるのってさびしいって事なのかなってあの街を歩いてて思った。
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