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「神のみぞ知る」をくぐり抜けるからこそ、強くなる~ポアソン分布と不確実性の話

これは、2月8日に行われた、リンクスリサーチの山本さんのセミナー聴講中に思いついたことを記したメモです。誰かに何かを伝えるためのものではないので、ご注意ください。
(たぶん、かなり読みづらい)

山本さんのセミナー内容の骨子は、

「投資判断に必要な、資本コストの考え方と簡易な計算法」

ということだった、と僕は理解しています。

事業の企画を立てるときに必要な、

「不確実性」

をどう考えるかという話であり、さらにいうと

「そういうことを考えなくてすむ事業とは、どういうものか」

という話でした。
(僕の理解です)

詳細を書くとネタバレになってご迷惑をおかけするかもしれないので、ここでは詳細は伏せておきます。気になる方は、楠浦と会ったときに、ご質問ください。憶えていればお話します。(笑

セミナーの受け方としては邪道だと思いますが、山本さんのセミナーは、僕にとっては常に

「経営セミナー」

です。星の数ほどある企業から、投資先を決めるために、日々調査取材を繰り返してこられた、一流ファンドマネージャーは、

「何が、事業と企業の生死を分けたか」

についての、

「生き証人」

です。当日も、

「乾汽船」

の話など、投資の話としても経営の話としても、非常に興味深いお話を、ご経験談交え、お聞かせいただきました。


ちょっと真面目な話をすると、天変地異や、突然の法制度の改正など、

「過去履歴の影響を受けない」

事象については、

「ポアソン分布」

に従うとして、確率を計算します。以下記事が、参考になりました。


再び経営の話に戻すと、この

「天変地異」

的なことは、避けられないので、備えるしかありません。

で、それは社長(CEO)の仕事です。

確か以下の本だったと思いますが、

郵便ポストが赤くなったのも、社長のせい

という格言があります。理不尽なことや、予想がつかないことに対して責任を持つのが社長であって、想定してませんでしたとか、備えてませんでしたという言い訳は許されません、というような解説が(たしか)ついてました。

その通りです。

上記は、現職になってしばらく、持ち歩いていた本です。


で、何の話かというと、そういう

「天変地異的」

なことを、否応なしに、数多く経験することで鍛えられる何かがある、というのが、僕の感想だという話です。

例えば、会社を経営していると、以下のようなことが(意外に多く)起こります。

「退職した元従業員が、会社を訴えるぞと脅してくる(その根拠はよくわからないことが多い)」

「投資家が、いろいろ理屈をこねて、資金を引き揚げると言ってくる(結論ありきの話なので、だいたい、話はかみ合わない)」

「自社の製品・サービスに、想定もしていない欠陥が見つかり、クレームが相次ぎ、製品・サービスの提供停止に追い込まれる(おかしな言い方だが、想定外の欠陥は、想定しておかないといけない)」

事実は小説より奇なり、という言葉がぴったりな、いろいろなことが起きるのが、会社経営(組織運営)です。

話がダレるので先に結論を書いておくと、昔、僕が

「この人すごいな」

と感じていた、大先輩の方々から漂ってきていた

「オーラ」
「迫力」
「カリスマ性」

みたいなものは、上記のような、

「どうしようもなく、だけど、必ず一定の割合で起こる、割と理不尽なこと」

に、向き合ってきた結果、その積み重ねだったんだろうな、ということです。

最近だと、

「アルヒ」

関連の報道を聞いて、改めてそう感じます。一連の騒動がひと段落したら、株主総会などで、社長さんのお話を聞いてみたいと思いました。


お前なに聞いとったんや、と山本さんに怒られそうですが、そういうことを考えながら、自身の今後の

「会社経営」
「事業運営」

について考える、良い時間とさせていただきました

深謝!

また参加します!
(もちろん、いつも実費で参加しています)


楠浦 拝


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