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「効率よい」会議の進め方~「心理的安全性」と「決断」のメリハリ

こんにちは。楠浦です。

ここのところ、毎日投稿です。暇なんか、というとそうではなく、社内メモにしているようなものを、ここに書いているということです。以下メルマガを、週2回配信に減らしていることも、要因の一つです。

発明塾に関するメモを、ある程度情報として公開してく方針なのですが、このペースだと、

「メモの増加量を下回る配信ペース」

になるからです。つまり、

「楠浦の知」

は、永久に外に出ないことになります。
(それでも、世界には影響はありませんが)


本日書き留めておくのは、

「会議」

のマネジメント法です。以下、次回の本を語る会の準備メモを公開した際、過去参加者の方から、会議のマネジメントについてご質問があったからです。

「会議をなくせ」

と言っておいて、会議について書くのもなんですが、できるだけ減らしたうえで、残るものについても

「極限まで効率化する」

というスタンス、ということでご理解ください。なお、ここで今から書くことは、前職で CTO をやっていたころからの習慣であり、発明塾がどうのこうのという

「以前」

の話です。僕のキャリアの大半において、会議というものについて、常に同じスタンスで臨んできた、ということになります。


● 会議は、なくせ(笑

つかみはオッケーですね(笑 

いずれにせよ、無駄に集まらないのが基本です。

具体的には

「情報共有 目的」
「締切り目的」

の会議は、すべて廃止します。情報共有は、オンライン(いろいろなツールがあふれかえってます)で十分、また、締切り目的の会議は、それが乱立するから仕事が進まない、という

「悪魔の悪循環」

の元凶です。優先順位が低い仕事がオーバーフローするのはやむを得ないのです。会議ではなく、別のことを考えましょう。こういう当たり前のことが考えられない人が多すぎるので、正直うんざりします。

会議については、アマゾンCEOのベゾスがいろいろ書いているので、参考にされるとよいでしょう。僕より説得力あります。ネタバレになりますが、僕も、会議にパワポは準備させない派です。ベゾスを真似たわけではなく、昔からそうです。

ホリエモン(彼と僕は同じ年齢)も、会議については、ぼほ同じことを、どこかに書いてましたが、本を探せませんでした(笑

まぁ、同じこと言ってるので、要らないですね。

● 「心理的安全性」を担保し、「議論」を巻き取る

情報共有(根回し含む)の会議がなくなると、経験上

「アイデア出し」
「決断」

の2つが、会議の主な機能になります。

アイデア出しの時に、無駄が生じるのは、経験上

「アイデアが出ない」
「出たアイデアを否定するウンチクが、延々と述べられる」

の2つがメインです。


後者は、

「それ、私、昔やりましたが・・・」
「海外のXXで、同じことをやった方が・・・」

失敗してまっせ、みたいなやつですね。

「だから、やるんです」

で片付くので、このウンチクは無駄です。

誰かが成功していれば、もはや、やる必要ありません。
(それをやったとして、模倣でしかありません)


● 「えんちゃう」と「オモロい」が、関西人である僕の口癖

前者については、

「心理的安全性」

の話になります。僕は基本的に

「アイデアは、事前に出して、共有して」

ということにしていますが、その場(会議)の方が、さらに深いアイデアを引き出せることもわかっています。これは、発明塾参加者はすべて経験済みですね。本気の時は、両方を駆使することで、短時間でアイデアを集めきります。


心理的安全性については、記事が腐るほど出ているので、そちらに譲ります。

僕が、前職のナノテク Start-Up で口癖にしていた言葉の一つに、

「えんちゃう」

があります。最初は意識していませんでしたが、多くの部下が、茶化し気味に、

「楠浦さんの、”えんちゃう“出たー!」

みたいな感じで盛り上がってくれるので、途中からは少し意識して使いました。そもそもの(関西人としての)口癖なので、他の人が使ってうまくいくかはわかりませんが、なんであれ、その人が

「なんでも受け入れまっせ」

という姿勢を

「言葉と雰囲気で」

表すことは、大切でしょう。もちろん、ほんとにそう思ってないのに、そういう言葉を使うことは、逆効果ですからご注意ください。

「小手先のテクニック」

は、かえって状況を悪化させます。


現職、というか、発明塾では

「オモロい」(弊社商標です)

が、楠浦の口癖になっています。これも、関西人としての口癖に近いかもしれません。えんちゃう、よりも、もう少し積極的に肯定する感じが出ている気がしますが、一方で、

「OKとは言ってないよ」

という感じです。
(えんちゃう、だと、OKになる)


こういう、ちょっとした言葉のニュアンスというか、言葉が与える印象をうまく使い分けるのが、会議では重要だなと感じています。

言葉の魔術師になる」

という表現を、僕は使います。


最悪な会議は、

「意見(アイデア)が、だらだら出る」(または、出ない)
「それを決める時間がない」

なので、

「意見(アイデア)を、一気に出して」
「サクッと決める」(あるいは、じっくり決める)

にすればよい、というだけの話で、特に難しいことは言ってません。

めっちゃ簡単です。


● おまけ~「オンライン会議」について

発明塾も、完全オンラインにして数年、弊社はもともと、すべてオンライン、ということで、僕的には今更感ありますが、世の中はオンライン会議への移行が大きな流れになってきているので、参考図書をあげておきます。

著者の田原さんの講演を一度聞いたことがあり、その際、ZOOMを知りました。どのツールでも似たようなことはできると思いますが、田原さんがその場でわかりやすーく解説しておられたので、その後、弊社でもZOOMを使いはじめました。

個人的には Slack と ZOOM があれば、大半の会議は不要になると感じています。その方が、より

「本当に必要な会議」

に、集中できますし。僕の考え方は

「会議を減らすことで、会議を充実させる」

です。


楠浦 拝


P.S. メルマガ(無料)も、よろしくお願いします。


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