技術系Start-Upでの「しくじり」の連続から生まれた「アライアンス」x「知財」の講座
研究者・技術者の方が
「自前でコツコツ研究して・・・」
事業を生み出す、ことよりも
「外部とのアライアンス」
で、
「素早く事業を立ち上げる」
という方向性の企業さんが、増えてきています。
弊社が提供する、企業内発明塾のプログラムでも
「アライアンス先探索」
も含む、新規事業の企画立案を行う例が、ここ数年、急増中です。
(必然的に、開催期間中に特許出願検討を行うことになる)
時代ですね。
楠浦の経歴、あるいは、過去発明紹介をご覧いただければわかる通り、川崎重工業(オートバイ開発)やコマツ(風力発電関連 新事業開発)のような
「アッセンブリー」
メーカーは、ある種
「共同研究・開発」
「製造委託」
の取りまとめ役です。自社ですべての開発を行っていては、とても、商品サイクルに間に合いませんので、
「開発課題を整理して、共同開発・受託開発・製造受託してくれる先を探すのが仕事」
といえるぐらい、電話とFAXと打ち合わせに明け暮れていました(笑
僕が、他数名と前職の Start-Up を立ち上げることになった際、
「アライアンスのマネジメント」
ができる人材が非常に少ないから、という理由で僕が開発責任者に抜擢され、最終的にCTOを任されました。
(立ち上げの経緯は、説明が長くなりすぎるので割愛します)
残念ながら、
「技術に詳しいから」
ではありません(笑
それもそのはずで、そこで事業化と技術開発を手掛けた
「ナノ加工」
「半導体製造技術」(MEMSプロセス)
「光学フィルム」
「細胞培養容器」
どれひとつとっても、僕は専門家ではありません。
なんだったら
「名前すら聞いたことありません」
でした(笑
ですが、
「アライアンス先の開拓とマネジメント」
の技術(?)は、大いに役立ちました。
当時、70を超える企業や組織と、共同開発契約などを結んでいました。
「巨大なオープンイノベーション組織」
のマネジメントを、4年間やっていた感じですね。
当初は、失敗の連続でした。何が失敗かというと、開発の失敗というよりは
「契約上の失敗」
の連続でした。川崎重工業やコマツ時代に、契約に関する教育は一切受けていません。コマツ時代に独学で中小企業診断士の勉強を行い(試験には合格、資格は取らず)、かろうじて民法の契約の概念などは知っている程度。
それでいきなり70の提携先ですから、契約がめちゃくちゃでした。
その時の経験を、存分に活かして開発したオンライン講座(eラーニング教材)が、以下です。
「契約って、そもそも何よ?」
「口約束は契約ですか?」
「守秘義務契約で気を付けるべき点」
「契約で必ずもめるところはどこ?」
など、アライアンスを適切に進めたい方は、ぜひ知っておいていただきたい内容を、盛り込んでいます。私の失敗談がたくさん入ってますので、楽しみながら、学んでいただけます(笑
楠浦 拝
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