見出し画像

介護疲れからの殺人

ある受け持ち利用者宅に訪問すると、毎月同じ事を家族は言う。

「脚でも骨折して寝たきりになってくれんかな?」


訪問を重ねる度に話す内容はエスカレートして

「誰か寝たきりにしてくれんかな?事故があっても絶対責めたりしないから。」



現在、要介護2であり特養の入居条件に当てはまらないので
どうやってでも区分変更をかけて介護度を上げたいらしい。
老健や有料の入居は希望していない。どうしても特養が希望。
すぐには入居は難しいことも伝えるが、それは了承済み。
男性一人で介護をしており、認知症の進行により介護負担が増大している。
サービスを使うにも限度額は決まっており、実費の発生は当然家族は望んでいない。

...すいません。話が言いたいこととズレて来たので軌道修正。



私のnoteを読んでくださっている方は、この事件を知っているでしょう。

周りは何をしていたのだろう?
ケアマネは未然に防ぐ事は出来なかったの?

...など色々思うところはある。

ケアマネ目線で見てしまうのだが、
事件の状況の理解は乏しいがやはり未然に防ぐ事は難しいと思う。

私の先に挙げた例で言うと言葉では
「それは止めて下さいね。」と言うまでで
包括まで報告するような事案ではない。
ましてや、どこまでが本気でどこまでが冗談なのかは全く分からない。
冗談も通じないのか!ってな話だ。

この事件に関しても日常的に虐待をしていた様子ではない。

このような事件に発展するケースは
全国のどこでもあるのだろう...
分かってはいたが改めてそう思う。

家族への関わり方を見直していこうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?