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DTMでの楽曲作成と、ITのプログラム作りは、作成手段は同じ。しかし考え方は真逆だった

DTM(デスクトップミュージック)で楽曲を作成している時、フト思いました。
 「あれ?、これって、ITのプログラム作成に似ている、一緒だ!」と。

私は、IT業界に長く居ました。約30年。一般的な職種で言うとSE(システムエンジニア)です。
そのSE業務の中にプログラミングと言う作業があって、機械やコンピューターに指示を出すロジックを作る作業です。例えば、
  「Aボタンを押すとB画面へ飛ぶ、そしてB画面を表示する」
この一連の動作をプログラム言語を使い表現するんです。そして、それらロジック達をひとカタマリにしたものをプログラムと呼んで、そのプログラムが動作すると画面が映る。

実現したいロジックを駆使し、論理表現をするのがプログラム作成です。

DTMの楽曲作成は、先ほど書いた
  「Aボタンを押すとB画面へ飛ぶ、そしてB画面を表示する」ならぬ
  「このメロディーには、こんなコード進行で、そして楽しい気分を表現する」
音階、和音、リズムを1ずつ打ち込んで、つまり音符を組み合わせて表現する。
ある意味ロジックをひと塊りにしたものが楽曲となり、音になって聞こえてくる。

実現したいロジックを駆使し、感情表現するのがDTMでの楽曲作成ですね。

こう考えると、ツールを用いてロジックを組むという「手段」は同じなこと、それが楽曲作成をしている中で、フト思ったことなんでしょう。
どちらも「デスクトップ」でやるのも同じですね。

そして、違いにも気がつきました「論理的」か「感情的」かです。
実はココ、大きな違いでした。

ココで言っている「感情的」は、物事に対して起こる気持ちのことを言ってます。
理性を失ってむき出しにすることではありません。言葉になっていない感覚のことです。

DTMで楽曲を作ると言うことは、気持ちをロジックで表現することです
 コード進行は決まりきったものでも良いが、気持ちを載せるならこっちでしょー
 そこはピアノ音源でなくオルガンでしょー
 ドラムのキックはヘビメタ風でしょー
書く言葉まで感情的になってしまいますが、創造に創造を重ね、感じた気持ちをロジックで表現する。論理的に進める大切さを維持しつつも、そこに感情(気持ち)を載せると言う行為が、大切なんですね。

論理的に考える左脳をチョット抑えて、感情的な考えを持つ右脳に感性を委ねるってことかと。

そして出来上がったプログラムが、いやいや、楽曲です。
それでは聴いてください。桃山イチで「自分が見たいと思った自分に成っている」
って、昭和のAMラジオ風に言ってみました

 


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