全宅ツイ不動産チンパンジー情報 第111号
【特集】買取再販 恐怖の不動産取引トラブル
東サンドバッグ(以下、東):早いもので半期が経過しようとしていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今号では皆さん大好き「不動産取引のトラブル」というテーマについてお話させていただきたく、トラブ…ではなく、買取業を通して不動産取引全般に明るいお二方を招聘しました。
ブリヨン:今回もよろしくお願いします!
東:諸事情により、アカウント名のパンチが強すぎる人が一人いますが気にしないでくださいw
プリゴ人:不動産ワグネルです。いきなりですが皆さん、マーケットの肌感覚どうですか? やっぱり死んでる?
東:販売物件の動きはあまり良くないですねー。
プリゴ人:良かった、僕だけじゃなくて。
東:23区中心部から離れるにしたがって悪くなってる気がする。
ブリヨン:逆に郊外しか買えてません。いまもヒヤヒヤしながら契約予定の物件触ってますよ…。
プリゴ人:儲かっている実感がない時期にトラブルに捕まると、ほんと毎日が楽しくないですよね。
東:いやー、トラブルはお金にならないからホント避けたい。
ブリヨン:トラブルの回避マニュアルどっかに売ってませんか。
東:回避マニュアルねー、グリップ君まとめてくれないかな。
ブリヨン:じゅうまんえんで買います。
東:でも、「この対応が正解」っていうのがなかなか無いので難しいですよねー。
プリゴ人:ある程度会社が大きくなると、マニュアルの至るところに「ここら辺に注意!」みたいなこと書いてあるんですが「誰もちゃんと読んでいない」って言ってましたね。結局、自分で痛い目を見ないと何も学ばない、って言う身も蓋もない話になるんですが。
東:自分で経験しないと学ばないってのはよく分かるw
ブリヨン:私も入ったばかりの時に、注意ポイントをまとめた動画見ましたが、痛い目にあって初めてその動画ちゃんと見返しましたw
東:みんなやっぱり痛い目にあってから学び始めてるw
東:ブリさんは麻雀してる時みたいに眉間にしわを寄せた真剣な表情で本収録に取り組んでください。
ブリヨン:www麻雀の打牌選択が1番真剣です。眉間にボトックス打たなきゃ
東:普段から想像できないぐらい、めちゃくちゃ怖い顔して打ってるよね…w
・契約直前で明るみになる超重要事項
プリゴ人:トラブルも、1日で解決するものから、場合によっては1年コースになるやつもあるので、今日はその辺の話を深めましょう。
東:了解です。僕らは買取業者なので、今回基本は下記の三部に分けて進めていきましょうかー。
・購入契約前
・購入契約後
・購入決済後(事業期間中及び再販以降)
皆さん、購入契約前のトラブルだと、どんな事を経験しました?
プリゴ人:買取からの再販売やってる人だと、買う値段に影響するような重要な事実なのに、重要事項説明書をチェックしている時に初めて知る、みたいなのあるあるじゃないですか。
ブリヨン:めちゃくちゃわかります。
東:「えっ?今?」ってのありますよねー
プリゴ人:例えば「水道管が他人の土地を経由している」とか重説にサラッと書いてある。
東:ガスの種別とか道路の種別が当初に聞いていたものと違うとかね。調査の時間が無くて、信用して走ってたら最後に梯子外されるみたいな。
ブリヨン:震えちゃう
プリゴ人:申し訳なさそうに電話してくる人から、「えっ?業者なんだから、ガタガタ言うんじゃねーよ。」みたいな仲介まで色々です。
東:たまに高圧的な仲介さんいますね。「しょうがないじゃん。文句ある?」みたいなw
ブリヨン:wwww 強気で出れる強靭メンタル
プリゴ人:そういう時に、ちゃんとファイティングポーズをとったり、場合によっては、店舗に乗り込んで大暴れする訓練をしておかないと後々大変なことになりますよね。
東:先の取引を考えるとバチバチにぶつかる必要は無いと思うけど、引かない姿勢は大切。
ブリヨン:体鍛え直そうかな。でも私は逆のケースもあって、上からの指示で買付に書いてない事項を特約に載せろって言われて、「え、今それ私が仲介さんに言うの…?」ってなったことあります。ごめんなさい。
プリゴ人:あー、上司がうるさいパターンね!
東:契約時に突然の特約追加はシビれるなー。握力の強い地場おんじ元付だと「お前んとこに売らなくてもいいんだぞ!」って蹴られるw
プリゴ人:僕もよく地場にゃんに凄い剣幕でに怒られますね。プリゴ人なのに…。
東:めちゃくちゃ下手に出てなんとかお願いするか特約の追加を蹴るかの2択だけど、地場おんじ相手だと次の取引に影響出るのが怖いから特約の追加を蹴っちゃうかなー…。
・すとみもとの絆は一人前の証
東:調査のクオリティは業者によって違いますか。大手さんは調査漏れあまり無いけど、地場さんはたまにあるかなーと。
プリゴ人:赤仲介の調査漏れ多くないですかね?
東:完全に僕のイメージですけど、調査漏れの多さは「地場さん>赤>青>すとみも」の順ですねー。
プリゴ人:完全同意です。ユ〇ット制機能してないじゃん…。
東:僕らの時に、たまたま赤がミスっちゃっただけかもしれないですよ!(ナイスフォロー
ブリヨン:あまり大手さんとの取引は多くないのですが、赤仲介さんが目視で確認できる越境状況を把握してなかったことはありますw 決済延期だーって騒いだけど、結局決済3日前に怒涛の覚書取得してました。
プリゴ人:ほら!やっぱり赤仲介!!
東:せっかくフォローしたのに…w ちなみに経験上、すとみもさんが調査漏れする場合は、誰も気づけない&取引にとって致命傷だったりします(経験談
ブリヨン:すとみもさん電話取ってくれないから…。
プリゴ人:すとみもさん電話折り返してこないから…。
東:すとみもさんに相手にされるようになってからが一人前(って言ってる人がいました)
ブリヨン:かなしい。ワンコールで取ってもらえるようにえらくなりたいです。
東:まあ、すとみもさんは今はオークションだから、そんなに付き合うことも無いんですよね…。
ブリヨン:確かに。業界初心者の時レインズ散歩して電話したら、「おたく不動産屋なのにウチのシステムご存知ないんですか?」と言わんばかりの電話対応でした。無知でごめんなさい!
東:みんなすとみもさんに片思い。少しだけで良いから優しくしてほしい。
・油断してはいけない「手付金詐欺」
東:ちなみにブローカー経由の物件だと、どうしても全てが曖昧で大変じゃないですか?それこそ地面師臭がしたりとか…。
プリゴ人:こっちが買い付け出して、その後初めて売主に直接アタックに行くパターンとかもありますもんね…。
東:ブローカーや売主の親族が勝手に概要書持って走り回ってるとかありますね。
プリゴ人:地面師で思い出しましたけど、手付金目当ての詐欺があって、喫茶店で手付の授受の時に本人確認資料求めたら「ああ、ごめん忘れたから今日の夕方でもいい?」って。当然断固拒否したら、所有者の親族でした。不動産を取り扱っているとどうしても性悪説に立たざるを得ないですね。
ブリヨン:うわぁww
プリゴ人:「たかだか百万のために犯罪を犯すやつなんかいねえだろ」って思うんですけど、やっぱり確率の問題なんだなってその時強く思いました。よく考えたらコンビニ強盗だって取れて数万程度だし、それでもやる奴はいますからね…。
東:数年前ですが、大手仲介さんの営業が手付金詐欺やったケースとかあるんで、油断できないですよ(社内で捕まったけど事件化されてない)
プリゴ人:そうそう、事件化されないんですよねえw
東:その時は1物件に対して複数社から手付金を巻き上げてたんで、被害額はnせんまんえんと聞いてます。モナリザが盗まれた時の詐欺みたいな話。
東:結局巻き上げた手付金は大手仲介さんから被害業者に全額返金されたようですが、やらかした営業さんから回収できたのかまでは分からず(途中から厳しい緘口令が敷かれてました。
プリゴ人:おお、結構金額大きいんですね!
ブリヨン:青担当が手付金持ち帰って飛んじゃった人がいたから厳しくなったって聞いてましたけど、そんな大掛かりにやるとはw
東:手付金持ち帰って飛んじゃったって、それはそれで勇気あるなw
プリゴ人:僕もその話聞きましたwwwwww結構最近の話ですよね?
ブリヨン:ですwww
東:最近なのかw
東:このように売主にしろ、買主にしろ、仲介さんにしろ、不動産という高額なものを前にすると狂ってしまう可能性があるので、入口の段階から気を付けましょうねって事です。
・思いがけない「事故物件」
プリゴ人:僕が内覧した後に事故物件になったことがあります…。所有者さんが思い詰めてリビングで、その…。
ブリヨン:わーーーーー。トラウマだ…。
プリゴ人:東さんが主戦場にしている辺りです。
東:ツラい話になってきた。その物件たぶん知ってる…。知り合いから相場を聞かれました。
プリゴ人:やはり知ってましたか…。結構広めの戸建てでした。
東:聞かれたの戸建だったので多分当たりです。どうにも対応できない不測の事態ですね。
プリゴ人:この商売やってると人の生き死にから逃れられないですね。
東:ですねー。不動産屋さんって場合によっては人の生き死にで商売するんで、心の弱い人はホント向かない商売だなって思います。
ブリヨン:まだ私は出会ってないのでメンタル鍛えます。
東:「ここで亡くなりました」とか聞かされるのツラいから、事故物件を扱うのは女子にはあまりお勧めできないな~。明らかにここで亡くなったんだろなって箇所を見るのもなかなかキツいす。
・親族による「グレーな要求」
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