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立ち止まらないことの大切さ

オリンピックが閉会した。
というよりも、1年遅れたとはいえ、ちゃんと開催されて、最後までやり切った。
そしてパラリンピックもまもなく始まる。

開会式が長くなかったと言えば嘘になるが、世界には200を超える国や地域が存在しているという映像は、隔絶された生活が続いている身にとっては、再認識というより、もはや発見であった。

勝利の嬉しさ、敗北の悔しさ、相手への敬意、ほかにも僕の語彙力では表現しきれないほど多様な感情を選手やその仲間らは発信していた。
選手らから解き放たれるものには、人と普段接している中では感じることのない、何か別の要素が含まれていた。

今の環境を言い訳にしたくはないものの、考えたところで、行動したところで…と思ってしまう場面が多く、極力感情を抑えて時が過ぎるのをただ待っているように思う。

この四年に一度の機会に向けて、目の前のやるべきことに全力を注ぎ、苦難をも乗り越え、最高の舞台ですべてを出し切った選手の姿は、とても輝かしく映った。
本気で立ち向かうことの大切さ、またその楽しさの記憶を呼び起こす力があった。

今回、開催したことによりネガティブに働いたことも、挙げようと思えば出てくるのだと思う。
きっと中止になると思っていた人も少なくないだろう。
そのような状況の中でも、出場を目指し、金メダルを目指してきた選手の姿勢や、大会を運営した方々の熱意は、多くの人々の思い出に刻まれたはずだ。

何事においても、完璧な状態にまで持っていけないことはあると思うが、最善を尽くしてやり抜くことが生み出す効力が絶大であることを身をもって体験させてもらった。

8月24日、パラリンピックが開会し、またプラスの何かを生み出してくれるだろう。

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