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まさに何事も経験!!!

梅雨、秋雨、台風などなど雨降りの時期も過ぎ
いよいよ収穫間近となった私の農園。今年で3期目の収穫シーズンを迎えます。例年通り10月後半〜4月頃までなにかしらの収穫が続く予定です。

みかん農家が収穫前にやるべきこと

私の農園は標高100m以上の山奥にあります。ということはイノシシをはじめ多くの野生動物が園地内にやってきます。いわゆる“害獣”と呼ばれる生き物たちです。これら害獣は作物を食い荒らすだけでなく園地を荒らします。時にはみかんの木を折ったりもします。そして収穫時期に困るのは地形を壊されたり、クローラーと呼ばれる運搬機の道を崩され、収穫作業に支障が出ることです。ほんと困ります。

加えて今年は集中的に雨が降り、私の農園が崩れてしまいました。合計3ヶ所まあまあの規模で崩れ落ち、園内道(園地内に通してある自作のコンクリート道)の真下部分の土もえぐれてしまい、コンクリート道を収穫したみかんを積んだ軽トラックが通ると…バキバキ!なんて大事故にもつながりかねません。

この害獣に荒らされた道、そして雨によって崩れ落ちた道を収穫時期までに直すことが今いちばん大切な仕事なのです。

崩れた斜面とその上を通る園内道

先輩農家さんの凄さ!!!

崩れた道を直すべく、先輩農家さんたちに力を借りて修理作業が始まりました。今期直すのは3ヶ所のうち2ヶ所。1日1ヶ所ずつ直していきます。先輩農家さんに『どのような方法で直しましょうか?』と相談したとろ、いくつかある修理方法から今回は崩れた箇所に石垣を組み上げて直す方法で直していくことに決りました。

石垣組みの詳しい説明は割愛しますが、まずは修理前日に下準備として穴掘り。石垣は平らなところからいきなり組み始めるんではないんですね。これは1人でやりましたが、なかなか重労働でした。

幅50cm、深さ50cm、長さ4mの穴を掘りました(汗)

翌日、いよいよ作業開始!ユンボにチェーンをかけて一つ一つ大きな石を釣り上げて下ろしていきます。ユンボを操る人、石を選ぶ人、下で石を下ろす所を決める人…これはもう凄技です。頭を使い、体を使い、50kg前後あるような重たい石を次々と組み上げて、なんと1日で1ヶ所を完成させました。すごい!本当にすごい!

完成した石垣

さて次はもう1ヶ所の修理です。こちらは『2段づき』というやり方をするそうです。そちらもまた改めてご紹介したいと思います。

乞うご期待!

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