自尊感情が低いニート弟のために、やろうと決めたこと。
自信をもつにはどうすればいいのか?
実家に戻って2ヶ月経った。
そもそも自分の気持ちが乱高下気味で、なかなか書けなかった。
久しぶりの記事。
関東で仕事をしながら、やりたいと考えていたことがあった。
それは、弟の自尊感情を高めることだった。
20年近くニートで荒れていた弟は、自尊感情がすごく低いと感じていた。
*自尊感情:自己に対して肯定的な評価を抱いている状態、あるいは、自分自身を価値ある存在として捉える感覚
私自身もすごく低かったから、なんとなく似た部分を感じた。
自分自身に自信を持てるようになるには、どうすればいいのだろう?
私が考えたこと
それは
「一緒にご飯を食べて、話をする。」
だった。
その中で自分が伝えたいことを伝えようと思った。
私がこの数年で知って楽になった考え方とかを伝えたいと思った。
それは弟にとって、家族にとっても役立つと感じた。
家族が皆元気に暮らせるようになること!
今の私の1番の願いで、目標だ。
それに気づいた私は仕事を辞め、実家に戻った。
「働くこと」=「ゴール」なのか?
ニートの弟に対して、私たち家族はとにかく働かせようとしてきた。
父は「働かざる者食うべからず」「社会のゴミ」と弟を責めてきた。
母は長年、荒れた弟と接しながら、ただただ心配し、どう接すればいいのかわからずにいた。
それは私もだった。
「働くこと」=「ゴール」
だった。
それはどう考えても、誰から見ても自明なことだと考えていた。
何でもいいからとにかく働いてほしい。
ただそれだけだった。
母は、新聞の中にある求人情報の折込チラシを見つけてきては、弟にできそうな仕事はないか?と、見えるところにチラシを置いたり、話を持ち出してもいいものかと悩んていた。
自分も一緒にそこに働きに出ようかと言いながら。
でも、働くことがゴールではない、と今はわかる。
自分で自分のことをどう思っているか?
自尊感情が本当に大事なのだとわかった。
なぜそのように変化したのかはまた別で書きたいと思う。
とにかく今は、弟が元気になれることを目標としている。
一緒にご飯を食べる
元々、家族全員で食事をする習慣があまりなかった。
父は一人食べ、母と私たち兄弟は一緒だったり別だったりした。
私自身も、一緒に食べたいなどと思ってなかった。
余裕なく生きていた私は、家族が煩わしたかった。
でも、一人暮らしが長く続く中で、家族でご飯を食べることっていいなって考えるようになった。
帰ってから、ほぼ毎日、母と弟と私の3人で昼と夜は一緒に食事している。(父と弟は一緒にいるとぶつかってしまうので、父を除いて。)
ささいなことかもしれないけど、よかったと思う。
書いてみると陳腐に聞こえてしまうけど、誰かとご飯を食べるのはいいなと思う。
新たに自分の家族を作っていない私は、これから先も一人で生きていくのかもしれない。でも、今ある家族を大事にしようと思ったことがあった。
そして、私は毎日料理をするようになった。
特段得意なわけでないが、どうせなら美味しいものを食べたい、食べてほしいと思う。
何でもいいから話す
まずは些細な雑談できることが大事だと考えている。
何ヶ月も会話のない時期もあったので、些細な会話ができるだけでも安心する。
それから憔悴気味だった母の話を聞いて、その負担を軽くしたい。
今まで母と弟もバラバラに食事をしていたが、私が帰って3人で食事するようになって、本当によかったと思った。
また、私が帰ることが決まってからは、弟が家の掃除などすることが出てきたと聞き、嬉しかった。
でも、上手くいくことばかりではなかった。
続く。
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