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嫌いなひと=自分自身

このひと嫌いだな、苦手だな、という感情は自分の持っていない部分を持っていることへの妬みだったり、なりたい自分になれていないことを誰かのせいにすることで、「今こうなのは、私は悪くない、あの人が悪いの。」と、心理的に自分を守るように逃げ道を作っているとかいないとか…、そんなことを聞いたことがある。

つまり裏返せば、”嫌いなひと=自分自身”。

自分自身が嫌っている自分の要素を相手に投影することで、その相手が嫌いになっている、というなんとも複雑な面倒くさい人間心理(笑)

自分に自信がなく、現状に不満があるひとほど周りへの不満も感じていて、本音を言えば、「本当は私だってあなたのようになりたいのに!」みたいな、怒ってんだか褒めてんだかわからないメンヘラ系ヒューマンってこと。


かくいう私も、20代半ばまでは苦手なひとが複数いた。

そのほとんどが、自然に”会わない”という選択肢を取ることで疎遠関係になっていったが、それでも関係が必要なひととは、「やっぱり性格が合わない」と一方的に心の中で思いながら、付かず離れずの関係のまま過ごす、という処世術を繰り広げていた。

それから30歳になった今、自分でもびっくりするくらい、不思議なものでそのような感情がすっきりと無くなった。

改めて思い返すと私が”苦手”だと思っていたその人は、いつも自分の意思を持っていて、明るくて、リーダーシップのあるただただ素敵なひとだった。当時はそれが眩しくて目を背けてた。今振り返ればそれは、まさに自分がなりたい大人像であったし、現実、今ではその人のことをとても尊敬している。


年を重ねることは、ケーキの上のローソクの数が増えていくだけに見えて、しっかりと心の年齢も経験を増やしているようだ。

少しずつだけど、20代の頃と比べると、私は私自身を認めることができている。たくさんの経験と失敗のなかで、自分のやりたいこと、やりたくないこと、できること、できないことを理解して、自分に自信が持てるようになってきた。気づいたら、「生きてるだけでみんな素晴らしいよ!」と、どんな人へだって、なんだか人間愛が溢れている(笑)

つまりまとめて何が言いたいかって、私の人生はここからが本番だってこと。あれもしたい、これもしたいの時期を超えて、今は自分の意思に沿って進むのみ。

よーし!もういっちょ頑張ろう!!

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