学校教育と多様性
おはようございます。
くさたべです。
今日も書いていきます。
昨日は、旦那と娘が大きめの公園に散歩に行きました。
そこでは、いくつかの学校が遠足をしていたようです。
その場面から、旦那は学校教育の大変さを見たらしいのです。
どんな場面だったかというと、ベンチのそばで記念写真を順番に撮っている学校があったらしいのです。そのうちの1人の男の子が疲れたのか、「ベンチに座りたい」と先生に言ったらしいのです。
すると、男性の先生が「座るな」とその子に言ったようです。
男の子は、先生の言うことは聞いたものの「何でベンチがあるのに座ってはいけないんだ」と先生に聞こえるか聞こえないかくらいの声で言っていたようです。
私は実際には聞いていないので、先生の口調は分かりませんが、結構強めだったとのことです。男の子は小3くらいなのでは?とのことでした。
この場面だけを見ると、先生が生徒にキツく当たっているようにも見えます。
しかし、実際はこの日は複数の学校やその他の施設の子が遠足など団体で遊びにきていました。先生の方は、子供達を見失うわけにはいかないとか、他校とのトラブルを避けたいとか色々思惑があったに違いありません。
気が張っていたところに「ベンチに座りたい」と言われたら、語感が強くなってしまうかもしれませんね。
ただ、男の子の方はそんなことわかりません。
なぜ座らせてもらえなかったんだ、家では座っていいものなのに何でダメなのか、となったことでしょう。
それを口に出したことで周りの子でそう思った子も多いでしょう。
先生への不信感につながらないといいなと思いました。
その話を聞いて、旦那と私は学校教育について語りました。
いろいろなことを語りましたが、世間の多様性と学校の村社会的な狭さのギャップにたどり着きました。
私は、学校にはとてつもない息苦しさを感じていました。今の学校はどのような場所かわかりません。私の頃は、教室というひとつの狭いカゴに閉じ込められている感覚でした。価値観を一つにするように強要されている感じを受け、道徳の授業は真面目に受けていませんでした。
子供ながらに気持ち悪かったです。正解は一つではないのに、先生によって一つに絞り込まされている様が異様だと思っていました。
今も、そうなのかはわかりません。我が家には当事者はいないので、把握のしようがありません。
ただ、こういう教育を受けると価値観を一つにする、自分の価値観がみんなの価値観と考えがちです。そのことからいじめも横行するのでしょう。
いじめは、ただの暴行などの犯罪です。
警察に突き出されてもおかしくないです。
それを黙認する学校は信用できないです。それは親からだけでなく、子供からも信用されないです。子供は見ていますからね。
いじめというものをなくすには、多様性を語るしかないのではと考えてます。
ただ、多様性を述べるのならば、それは学校の先生から子供達に伝えた方が説得力はあるのだと思います。
多様性を親から語るのもいいですが、親は子供から見たら1番最初のコミュニティの中にいる人たちです。
子供は親から語られるつまり、1番狭い範囲の世界の住人が世界は広い、いろんな人がいると語ってもあまり効果はなさそうに思えます。反抗的な子だったら尚更でしょう。
先生というのは、子供達からしたら1番大きな枠にいるコミュニティの1人です。子供達の中には親以外に日常的に関わる唯一の大人でもあるでしょう。
そう言った人から語られる多様性は、親の言う多様性よりも信憑性が出てくるような気がします。もちろん、いろんな子がいるので一括りにそうとは言い切れません。
ただ、1番狭い世界の住人が言うよりも説得力が増すように思えます。
先生という仕事は大変だと思います。
子育てでも大変だというのに、1人で何十人と相手にしないといけないのです。
一人一人に向き合いたいのに、時間が足りないでしょう。
学校を卒業し、いきなり先生と呼ばれ戸惑う人もいるでしょう。
こちらでは計り知れない苦労もあるのは承知の上です。
ただ、ひとつだけお願いするのならば多様性を理解して子供達に教えて欲しいです。
分かっているだけではいけません。
学校が楽しい子もいれば、いじめられているわけでもないけど、しんどい子もいます。
物静かな子でも、きちんと周り(先生を含む)を観察し評価している子もいます。リーダーが不得手で、サポートが得意な子もいます。
社会もそうですよね。
同じ向きのピースではパズルは完成しません。
そして、自分と違うピースの考えは得てして自分には想像もできないような考えを持っています。
自分は特別でありながら特別ではありません。人間は全て並列の立場であり、金持ちが偉いわけでも、声が大きいから偉いわけでも、歳をとっているから偉いわけでもありません。
所詮、人間炭と水ですから。
長くなりましたね。
この辺で終わりにしときます。
こんな話を仕事の休み時間にしたりするのでいつでも頭はフル回転です。
今日はこの辺で
皆さんに幸多からんことを
くさたべ
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