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日本から不幸な野良ネコちゃんをなくすために

最近のニュースで、内親王愛子さまが育てていたのは、すべて保護ネコ、保護イヌだったと知り、胸うたれました。

地球上の動物を、鳥と魚以外、すべて征服してしまった人間。人間の責任は大きいと思います。一番、身近なイヌ、ネコを思うと、この子たちは人間に保護されないと生きていけないのです。

かつては野生で、自由に自立して生きていたでしょうに。今はイヌは野良でいることは許されない。ネコは一部の人のひそかな世話によって、何とか野良でも生きていける。でも、避妊手術しなければ、どんどん野良ネコは増えてゆき、殺処分されたり、虐待されたり、餓死するしかありません。

人間の責任として、公費で野良の避妊去勢手術を徹底的に行うこと。そうすれば、自然に野良ネコの数は減少するでしょう。

私は近所のネコ友達と協力して3匹の野良ネコを避妊手術し、里親を見つけました。でも、個人でできることには労力的、経済的に限度があります。

ネコ友さんが言いました。

「何に使っているかよくわからない町内会費の一部でも回して、地域で生きている野良ネコを捕獲、避妊去勢手術すればいいと思う」

私は言いました。

「私もそう思う。でも、必ず大反対が起こる。ネコ嫌いな人からすればそんなことに会費を使うなんてもってのほか、となるでしょうね」

で、私、考えました。

国会議員一律に配られている、今話題の文通費、「一人百万円」。あれを、ぜーんぶ、野良猫の避妊去勢手術代に回したらどうでしょう。

どこかへ雲隠れしていて活動しなかった議員さんとか、収賄事件で起訴された議員さんの歳費をいったん国に返還させ、それを野良たちの手術費用に回す。

そうやって行けば、5年ぐらいで日本の野良の数は激減するのではないでしょうか。

この5年という数には根拠があります。

ある動物番組で、野良猫の保護活動をしている獣医さんが、「欧米諸国では、保護、手術、ペットの売買禁止などの方法をとって、国をあげて、野良ネコを存在させないよう努力している。日本ほど野良猫殺処分数が多い国は先進国にはありません。日本は動物愛護に関しては先進国とは言えないのです。もし、欧米諸国並みの政策をとれば, 5年で劇的に野良の数は減るでしょう」と言っていたからです。

ネコに興味ない方には、どうでもいいことだと思われるでしょう。また、実現なんて無理な夢、あるいはバカみたいな提言と思われるでしょう。

でも、ふと思ったのです。

バカみたいな夢物語でも発信することに意味があるのではないか。誰か一人ぐらいは、なるほど、と思ってくれるのではないか。実際、小さな発信から世の中が変わっていくきっかけが生まれることはあったと思うのです。

愛子様が、保護ネコ、保護イヌを飼っていたという報道に、ふと、自分ができることは、小さな発信だけだと思い、ペンを執った、ではない、キーをたたいた次第です。




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