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わたしの令和枕草子(1)

ある日、私は考えた。千年以上前に生きた女性の書いた「枕草子」。難しくて分からない所もあるけど、すっごく共感できるところもある。

で、突然、昨日の夜、決心した。

「わたしの令和枕草子」を書こう。清少納言の文をパクリながら。お金もかからないし、場所も取らないから。

清少納言は、晩年、仕事失って、しょぼくれたころ、山奥の庵でこれを書いたとか。私も自分の小さな部屋でやってみよう。もしかして、千年後に名作と言われるかも知れないし!(^^)!

では始まり~~

私の晩年の夢(今すでに晩年?)。広くてきれいな、ローンなしの邸宅に住むこと。私が家主(いえあるじ)、当然よ。

そいで、気の合う友人知人をお泊りさせて、食事の世話もしてあげるの。世話と言ってもコンビニ弁当とペットボトルのお茶ぐらいだけど。

家に居たくない人とか、たまには家族から離れてゆっくりしたい人とかいるじゃない。

夫の暴力が怖いけど、逃げ出す資力も視力も勇気もない人とか。世間体だけのために家にじーっと座り込んで壁とお話ししてる人とか。会話不能の夫とかいるじゃない?

みーんな、世話見ちゃう。もちろん、私自身の親族身内もOK.。理由なんか訊かない。来た人が皆で勝手にお喋りする自由な空間にするの、わたしの邸宅を。

そんでさ、昔の写真やら、自分で描いた絵やら詩やら見せあっこするの。彼氏や旦那が訪ねて来たら、一緒にお泊りさせて、次の日は、私の準備しておいたアルマーニなんか着せて、ここから出勤させる~。

ただし、私の条件はイケメンだけ。

私、全然、お金に困っていないから、それぐらい簡単なんだ~。

でもね、慈善事業じゃない。私の魂胆は、そんな広い付き合いの中から、いろんな情報聞き出して楽しむの。

皇室のうわさ話なんて最高に面白いじゃない?小室さんがどうしたこうしたとか。愛子さまが女帝になったらかっこいいなあ、とか。そんな分野に妙に詳しい人もいるから、オンナが集まると週刊誌より面白い。

しょせん、人間って、安心してお喋り出来る場と相手が欲しいのよ。公営の女性シェルターはただで泊まれるけど、ちょっと……。趣旨が違うし。

ホテルじゃ、高すぎる。親戚友人の家にも泊まれないよ、気を遣って。

そんな、プチ家出したい女たちに、お洒落で綺麗で、ただで、気兼ねなくお泊り出来るひろーい邸宅を提供する。その代金は楽しくて役に立つ話題、それだけ。パソコンの技術ある人、大大歓迎☆。

それが私の夢!

枕草子284段「宮仕えする人々の出で集まりて」(3 巻本)に清少納言が書いていることちょっとパクリ。千年前も今も人間の考えることって変わらないんだ……。

そこを歩いているノラちゃん、写真撮ってあげる。あなた、前世は平安時代の貴公子だったのね。すごいイケメンだもの。


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