[茶道のキモチ]膝と太もも
こんばんは。茶道教授&抹茶カフェ店主のそうみです。
長いこと茶道に携わり教えておられる先生方は、どのような工夫でいつまでもお元気なのだろう?と思います。ちょっと長い時間正座したり立ち居しただけで、膝がいたいよ太ももが凝ったよと悲鳴をあげている身としては、はずかしく、修行が足りん!と自分を責めます。
茶道は美しい所作が大切。そのためには筋肉が必要で、けっこう体力勝負なのです。良くいわれるのが「重いものを軽く見せ、軽いものを重く見せなさい」ということです。
重い釜や水指をどっこいしょと上げ下げしないこと、軽い茶器や茶杓をぞんざいに扱わないこと。
地元の先生とのお稽古にあわせ、東京のお家元道場での特別稽古に参加しているのですが、慣れ親しんだ両親のように甘えてばかりの地元とはちがって、東京では全くの新参者ですから、足をくずすズルもできずに立ち居していると、帰宅の道すがら痛いよ太ももが、かいだんおりるのつらいよと、泣きの涙です。
全て真剣にやったら、ああ、こんなにも筋肉を使うほどのことなんだと、毎度のことながら感じます。
といって、常に全力を傾けてお稽古に臨む必要はないのです。本気で向き合えばいずれはわかること。先生が甘やかしてくださるなら甘えておきましょう。※とnoteの人が言っていたことはヒミツですよ。
いちばん重要なのはご自分のお体をいたわること。座れなくなる、立てなくなる、そうなってしまったらお稽古どころではありませんから。