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[茶道のキモチ]伝統を守るのか、今に添うのか

こんばんは。茶道教授&抹茶カフェ店主のそうみです。

4を数十年前に、茶道を茶道としてどなたかが始められた。そして今も名の残る先人たちが確立し、それぞれの流儀を立てて後世に遺した。

思えば、千家流、織部流、遠州流などと流儀によって作法が異なるわけで、茶道は日本の伝統文化とはいえ、さまざまなかたちがあるわけです。

昨今はテーブル茶道のみのお流があったりして、もう「お裏さん?表さん?」などというおたずねも過去のものになりつつあるかもしれません。

コーヒーや紅茶には、それぞれにこだわりがあるにしてもいわゆる「道」はないと思われます。抹茶をいただくとなると、なにゆえにお点前という手順を踏もうとするのかな。

我が家に、茶道体験に来てくださる方々とのおしゃべりの中に、ヒントがあるような気がします。全く茶道と無関係で抹茶を飲んだことはないけど「静」の世界観に惹かれますと、多くの方が言われます。

400年以上の時をかけてつくりあげられたこうした世界観。守るにしても破るにしても、一筋縄ではいきません。


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